サブドメイン
サブドメインとは、DNS(Domain Name System)における階層構造の中で、あるドメインの下位階層に位置し、そのドメインの一部を構成しているドメインのことである。
インターネットでは、ネットワークやコンピュータはドメイン名に切り分けて識別・管理されている。URLの中では、ドメイン名はドット( . )で区切られ、(欧米の住所のように)左側から右側になればなるほど大きな範囲を示すように並んでいる。このとき、ドットを挟んで左側に位置しているドメインが、サブドメインとなる。
たとえば「△△△.co.jp」というドメインがあった場合、「co」は「jp」(JPドメイン)のサブドメインであり、「△△△」は「co.jp」のサブドメインとなっている。
サブドメインに対して、あるドメインの上位階層に位置しているドメインは、スーパードメインなどと呼ばれている。ちなみに、JPドメインなどのようにルートドメイン直下に位置しているドメインはトップレベルドメイン(TLD)とも呼ばれている。
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サブドメイン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 08:45 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動サブドメインとは、Domain Name System(DNS)におけるドメイン名の階層構造における、他のドメインの一部であるドメインである[1]。
概要
ドメイン名は階層構造かつツリー構造になっている。サブドメインとは、より大きなドメインの一部であるドメインであり、ルートドメイン以外の全てのドメインは、他のドメインのサブドメインである[1]。例えば、west.example.com
とeast.example.com
はexample.com
のサブドメインであり、さらにexample.com
はcom
(トップレベルドメイン)のサブドメイン、com
はルートドメインのサブドメインである。
理論上は、この細分化は127レベルまで可能である[2](ただし、その制限は公開されているRFCには明記されていない)。
サブドメインは、親ドメインに関連するDNSゾーンファイルを編集することによって定義される。
サブドメインとディレクトリ
サブドメインはディレクトリとは異なる。例えば、example.com/ynは、example.comのサブドメインではなく、example.comドメイン内のディレクトリを指している。
脚注
- ^ a b P. Mockapetris (November 1987). "Name space specifications and terminology". Domain names - concepts and facilities (英語). IETF. sec. 3.1. doi:10.17487/RFC1034. RFC 1034. 2008年8月3日閲覧。
- ^ “Network Administration: Domains and Domain Names”. 2019年3月29日閲覧。
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