ハイドン:ソナタ 第47番(ウィーン原典版番号) ロ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第47番(ウィーン原典版番号) ロ短調 | Sonate für Klavier Nr.47 h-Moll Hob.XVI:32 op.14-6 | 作曲年: -1776年 出版年: 1778年 初版出版地/出版社: Hummel |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato | 4分30秒 | |
2 | 第2楽章 Mov.2 Menuet | 3分00秒 | |
3 | 第3楽章 Mov.3 Finale: Presto | 3分00秒 |
作品解説
1774-1776年に作曲された。全3楽章から成る。
第1楽章のロ短調はアレグロ・モデラートの4分の4拍子。冒頭の2小節の右手は主音と属音を主体としたメロディーとなっている。一方、第2主題は半音階的な音の動きが特徴的である。展開部(第29小節~)では、主として第1主題が扱われ、その後、第2主題の要素である半音階的な音の動きを経て、属音を保続し、再現部(第48小節~)へと続く。
第2楽章のメヌエットは、第1楽章の同主長調にあたるロ長調による。3部形式で書かれている。同主短調、即ち第1楽章と同じロ短調による中間部(第23小節~)を経て、第1部が忠実に再現される。
第3楽章のフィナーレはプレストの4分の2拍子で、第1楽章と同じロ短調による。ソナタ形式で書かれている。展開部(第71小節~)ではまず第1主題が扱われる。そして、フェルマータを経て再現部(第151小節~)へと続く。このソナタ楽章では、第1主題と第2主題の冒頭が類似していることが特徴的である。
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