SchemeプログラムとしてのSXML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 01:23 UTC 版)
「SXML」の記事における「SchemeプログラムとしてのSXML」の解説
LISP系列のプログラミング言語の文法、特にSchemeは、データとコードの両方の表現に使われるS式に基づく。この事は、Schemeのプログラムが半構造化データとして扱われたり、その逆を可能かつ簡便にする。 SXML文書とそのノードはS式なので、これらをSchemeのプログラムの表現に使用できる。この事を可能にするのに十分条件は、SXMLツリー内のリストの最初のメンバーが関数であることである; マクロを使用すれば、より多くの事が可能になる。そして、リスト残りのメンバーは引数になり、引数は関数に引き渡される。SXMLの文法によれば、属性と要素名と特別な名前は関数に関連付けられなければならない。 これらの条件を満たす、SXML文書もしくはSXMLノードは、評価可能なSchemeプログラムとみなせる。例えば、eval関数を用いて評価できる。 例として、もし、para と boldが以下の様に関数として定義されているとする: (define (para . x) (cons 'p x))(define (bold . x) (cons 'b x)) この場合、次のSXML要素は (para "plain" (bold "highlighted") "plain") プログラムとして扱う事ができ、その評価の結果はSXML要素である: (p "plain" (b "highlighted") "plain") プログラムの評価の結果は、必ずしもSXMLの要素である必要はないことに注意すること。主に、プログラムは、XMLもしくはHTML形式のソースのデータの表現を返す; もしくは、副作用、例えばSXMLデータを関係データベースに保存するかもしれない。
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