SUnitとリファクタリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:27 UTC 版)
「SUnit」の記事における「SUnitとリファクタリング」の解説
SUnitによる試験の自動化はそれまで禁忌とされていた試験済みソースコードの改変を可能にした。SUnitによりオブジェクトの入出力のみを保証するブラックボックス試験(英語版)を記述すればSUnitから見えるオブジェクトのプロトコル(あるはインターフェース)が変わらない限り試験対象のクラスをどんなに改編しようと同じ試験メソッドを使いつづけることができ改編後も動作に問題が無いことを保証することができる。例えばメソッドを派生クラスから基底クラスに移動、メンバーの変数を別のオブジェクトに委譲、あるいは複数のメソッドで共通するメッセージ送信を新しいメソッドとして抽出など、これらの修正はブラックボックス試験である限り試験メソッドと動作には影響はない。この考えに基き積極的に試験済みのソースコードを改編する手法としてリファクタリングが生まれた。 なお単体試験においてホワイトボックス試験(英語版)はリファクタリングを妨げるためすべきでないとされる。
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