SK 60W
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1993年にSK 60の近代化改修型として提案されたモデル。最も重要な改善点は、エンジンをウィリアムズ/ロールスロイス社製FJ44 ターボファンジェット(推力8.45 kN:861 kgp / 1,900 lbf)2基への換装とデジタルエンジン制御ユニットの搭載だった。新型エンジンへの換装目的は推力増大だけではなく、排気炎もクリーンでより静粛性に富み、整備維持の容易さを目指していた。最初のエンジンに換装した機体(非公式にSK 60(W)として呼ばれている)は 1995年8月に初飛行を行った。1990年代末までに、約115機のSK 60A/B/Cがこの仕様に換装されたが、SK 60D/Eからの換装は行われず、残りは改修機体のパーツ取り用として留められた。また、旧式化した操縦室計器システムに、特徴的な2基の多機能ディスプレー(MFD)を搭載する改修案もあったが、これが実行されたかは明白でない。
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