SISALとは? わかりやすく解説

サイザル‐あさ【サイザル麻】

読み方:さいざるあさ

《sisal》キジカクシ科多年草長さ1〜2メートル多肉叢生(そうせい)する。集まり中央部から高さ約7メートル達す花茎伸ばし白色の花を多数つける。メキシコから中央アメリカ原産熱帯地方栽培されからとった繊維ロープや袋などに加工する。サイザルヘンプ。サイザルシザル麻


サイザルアサ

(SISAL から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 00:58 UTC 版)

サイザルアサ
サイザルアサ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : リュウゼツラン亜科 Agavoideae
: リュウゼツラン属 Agave
: サイザルアサ A. sisalana
学名
Agave sisalana Perrine
和名
サイザルアサ
英名
sisal

サイザルアサ学名Agave sisalana)は、キジカクシ科リュウゼツラン属植物、またはこれから取れるロープなどに使う繊維

特徴

アサ科アサ属の「アサ」とは植物学的に全くの別種だが、歴史的に最も使われてきた繊維であるにちなんで「サイザルアサ」と命名された。「サイザル」は、この繊維が以前よくで積み出しされていたユカタン半島サイザル港にちなむ。

長さ1.5メートルから2.0メートルの剣のような形の葉で構成されるロゼットを形成する。若いの縁には細かい鋸歯があるが、成熟するとともになくなる。不稔性で、分枝によって増殖する。

サイザルアサは実をつけない雑種であるが、原種はよくわかっていない。原産地であると考えられているメキシコチアパス州に固有の小規模農産物の調査結果によると、A. angustifoliaA. kewensis の交雑種ではないかと考えられている。

19世紀にサイザルアサの栽培は世界中に広がった。現在ではフロリダからカリブ諸島ブラジルタンザニアを中心とするアフリカ各国、アジアなどで栽培され、中心的な繊維作物となっている。

ダーツ(ハードダーツ)の的の材料としても知られており、束ねた繊維を約10トンでプレスして生産する。

参考文献

  • G. W. Lock, Sisal (Longmans Green & Co., 1969)
  • Howard Scott Gentry, Agaves of Continental North America (University of Arizona Press, 1982) pp. 628-631

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