SENIT 8
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/01 01:31 UTC 版)
オープンアーキテクチャ化されたシステムで、原子力空母「シャルル・ド・ゴール」およびフォルバン級駆逐艦に搭載された。シャルル・ド・ゴール搭載のシステムは、ヒューレット・パッカード社製 PA-RISCコンピュータ 8基をメイン・コンピュータとし、2基ずつがキャビネット(計4基)に収容されて、それぞれは2重の冗長性をもったイーサネットによって連接されている。4基のキャビネットはそれぞれ指揮統制、センサー管理、武器管理、戦術データ・リンクを担当する。ソフトウェアは、100万行がAda、40万行がC++で書かれている。コンソールは処理装置間のデータバスに接続されているほか、それぞれの処理装置は独立したバスによってもコンソールと接続されている。空母搭載のものは24基のCSEE-ディフェンス・カリスト・ワークステーション(15基はデュアル・スクリーン、9基はシングル・スクリーン)と10基のコンソール(指揮官や戦術調整士官用)が使用されているほか、魚雷防御用のSLATを管制するために25基目のワークステーションを導入する余地がある。このワークステーションは、アメリカのAN/UYQ-70にほぼ匹敵する。
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