SADL/EPLRS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/21 21:25 UTC 版)
「改良型データ・モデム」の記事における「SADL/EPLRS」の解説
SADL(英: Situation Awareness Data Link)は、アメリカ空軍が近接航空支援任務において使用する戦術データ・リンク。UHFの軍用航空無線機とIDMを連接することによって運用され、戦闘機・攻撃機および統合末端攻撃統制官(JTAC)との間でデータ・リンクを実現する。 一方、EPLRS(英: Enhanced Position Location Reporting System, 強化型位置評定報告システム)は、1987年より就役しはじめたアメリカ陸軍の情報システムであり、各隊の位置と状況を共有するためのニア・リアル・タイムのシステムである。使用周波数はUHF帯、時分割多元接続(TDMA)方式を採用している。 SADLとEPLRSは連接されており、SADLを装備した航空機は、EPLRSのネットワークで配信されている地上部隊の位置を受信することができる。これによって、近接航空支援作戦が大幅に効率化されることとなった。現在、空軍のF-16戦闘機およびA-10攻撃機がSADL/EPLRSに対応している。
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