成果主義
【英】:Result-based Human Resource Management,Pay for performance
バブル崩壊後、右肩上がりに業績が上がらないという状況に直面したにもかかわらず、そこそこに業務を進めていれば処遇だけは上がりつづけるスタイルになっていたものを、改革しようとしたコンセプト。
各人の処遇は、各人が上げる成果の内容で決定するということを強調し、従来の年功的な制約を排除し、若くても思い切った処遇ができる可能性を開き、活力を向上させようとした。
職能給をベースとした成果主義と、職務給をベースとした成果主義がある。
具体的制度の内容によっては、反って組織集団としての協力体制が得られなくなる、組織が不活性化するといった弊害が発生したり、また管理間接部門では成果を図りにくいといった問題指摘もあり、これらの点がマスコミ上を成果主義弊害論として賑わせている
成果主義が十分に機能するためには、どういう成果(業績、課題結果、行動実践等)を上げるかの目標設定と、上げた成果の評価に関して、どこまで当事者と評価者の合意を得られるかがポイントとなる。このために多くの企業が、目標管理制度制度等を導入し、成果の納得性を高めようとしている。
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