無水プロピオン酸とは? わかりやすく解説

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無水プロピオン酸

(Propionic anhydride から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 03:58 UTC 版)

無水プロピオン酸
識別情報
CAS登録番号 123-62-6 
PubChem 31263
ChemSpider 29003 
UNII E3A2VV18E6 
EC番号 204-638-2
国連/北米番号 2496
ChEMBL CHEMBL3186472
RTECS番号 UF9100000
特性
化学式 C6H10O3
モル質量 130.14 g/mol
外観 透明の液体、酢のような匂い
密度 1.015 g/cm3, 液体
融点

−42 °C, 231 K, -44 °F

沸点

167 - 170 °C, 270 K, -107 °F

への溶解度 反応してプロピオン酸となる
粘度 1.144 cP at ?°C
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H314
Pフレーズ P260, P264, P280, P301+330+331, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P321, P363, P405, P501
主な危険性 可燃性
引火点 63 °C (145 °F; 336 K)
関連する物質
関連物質 無水酢酸、塩化プロピオニル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

無水プロピオン酸(むすいプロピオンさん、propionic anhydride)はカルボン酸無水物IUPAC命名法ではプロパン酸無水物 (propanoic anhydride) と表される。プロピオン酸無水物とも呼ばれる。

不快な刺激臭のある無色透明の液体にわずかに溶け、アルコールエーテルに易溶。分子量 130.14。引火点 67℃、発火点 約 300 ℃ で、消防法に定める危険物第4類第2石油類に該当する。

2分子のプロピオン酸脱水縮合させて得る。

無水プロピオン酸は水と混触すると発熱反応を起こしプロピオン酸となる。また、強い腐蝕性があり皮膚に接触すると薬傷を起こす。これらを含めその他諸々の性質はほぼ無水酢酸に準ずる。無水プロピオン酸の主な使用用途は医薬品香料の原料である。

ほか、カルボン酸無水物の通常の反応性を示す。





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