Phosphorus pentachlorideとは? わかりやすく解説

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五塩化りん

分子式Cl5P
その他の名称Phosphorus pentachloride、五塩化りん、Phosphoric pentachloride、Pentachlorophosphorus、Phosphorus(V)pentachloride、Pentachlorophosphorus(V)
体系名:ペンタクロロホスホラン、りんペンタクロリド、りん(V)ペンタクロリド、ペンタクロロりん(V)、ペンタクロロりん


五塩化リン

(Phosphorus pentachloride から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 08:24 UTC 版)

五塩化リン
識別情報
CAS登録番号 10026-13-8 
PubChem 24819
EC番号 233-060-3
国連/北米番号 1806
RTECS番号 TB6125000
特性
化学式 PCl5
モル質量 208.24 g mol−1
外観 淡黄色の結晶
密度 2.1 g cm−3
融点

166.8 °C, 440.0 K, 332.2 °F

沸点

160 °C, 433 K, 320 °F (昇華)

への溶解度 分解
溶解度 CS2ハロゲン化アルキルベンゼンに可溶
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 0544
EU分類 Very toxic (T+)
EU Index 015-008-00-X
NFPA 704
0
3
2
W
Rフレーズ R14, R22, R26, R34, R48/20
Sフレーズ (S1/2), S7/8, S26, S36/37/39, S45
引火点 不燃性
半数致死量 LD50 660 mg/kg
関連する物質
関連する五ハロゲン化リン 五フッ化リン
五臭化リン
五ヨウ化リン
関連物質 三塩化リン
塩化ホスホリル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

五塩化リン(ごえんかリン、phosphorus pentachloride)は、化学式 PCl5 で表される無機化合物である。リンの塩化物としては三塩化リン塩化ホスホリルと並んで重要な化合物である。合成化学において特殊材料ガス、各種塩化物の製造として用いられる[1]。不快な刺激臭を持つ淡黄色の固体(結晶)であり、水により加水分解し塩素ガス及びリン酸を生成する。不燃性、腐食性が強く毒物に指定されている。

構造

五塩化リンの原子価を描いた図。

気体および融解液の五塩化リンは三方両錐形構造(tbp構造、3回対称の三角錐を2つ持つD3h構造)の単量体をとっているが、溶液中での構造は溶媒に依存する[2]

極性溶媒の希薄溶液中では次の平衡が成立する。



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