Murchison Falls National Parkとは? わかりやすく解説

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マーチソンフォールズ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【マーチソンフォールズ国立公園】

読み方:まーちそんふぉーるずこくりつこうえん

《Murchison Falls National Park》⇒マーチソン滝国立公園


マーチソンたき‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【マーチソン滝国立公園】

読み方:まーちそんたきこくりつこうえん

《Murchison Falls National Park》ウガンダ西部にある国立公園マーチソン滝を含むアルバート湖に注ぐビクトリアナイルのデルタ地域、および森林地帯からなるチンパンジーナイルワニハシビロコウなどが生息するマーチソンフォールズ国立公園


マーチソン・フォールズ国立公園

(Murchison Falls National Park から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 22:51 UTC 版)

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マーチソン・フォールズ国立公園
Murchison Falls National Park
マーチソン滝
マーチソン・フォールズ国立公園の位置
地域 ウガンダブリサ県ナウォヤ県キリャンドンゴ県マシンディ県
最寄り マシンディ英語版
座標 北緯02度11分15秒 東経31度46分53秒 / 北緯2.18750度 東経31.78139度 / 2.18750; 31.78139座標: 北緯02度11分15秒 東経31度46分53秒 / 北緯2.18750度 東経31.78139度 / 2.18750; 31.78139
面積 3,893 km2 (1,503 sq mi)
創立日 1952年
運営組織 ウガンダ野生生物局英語版
登録名 Murchison Falls-Albert Delta Wetland System
登録日 2006年9月15日
登録コード 1640[1]

マーチソン・フォールズ国立公園(マーチソン・フォールズこくりつこうえん、: Murchison Falls National Park)は、ウガンダ野生生物局英語版によって管理されているウガンダ国立公園である。ウガンダ北西部に位置し、アルバート湖岸から内陸方面のヴィクトリア・ナイル周辺およびカルマ滝英語版に至る範囲まで広がっている[2]

公園は隣接する748平方キロメートルのブグング野生生物保護区と720平方キロメートルのカルマ野生生物保護区とともに、マーチソン・フォールズ保護区を形成している[3]

地理

公園はブリサ県ナウォヤ県キリャンドンゴ県およびマシンディ県の各県にまたがっている[2]。最寄りの大きな町であるマシンディ英語版から公園のキバンダ地区まで約72キロメートル[4]、ウガンダの首都で最大の都市であるカンパラからは北西へ約283キロメートルの道のりである[5]

歴史

探検家のジョン・スピークとジェームズ・グラントが、1862年に最初のヨーロッパ人として現在のマーチソン・フォールズ保護区にあたる地域を訪れた。さらに1863年から1864年にかけて、サミュエル・ベイカー英語版フローレンス・ベイカー英語版夫妻によって詳細な調査が行われた。ベイカーは、地質学者ロデリック・マーチソン(当時の王立地理学会会長)にちなんで、公園内の滝をマーチソン・フォールズと名付けた[6]

ツェツェバエによって広まった睡眠病の影響により、1907年から1912年にかけて約13,000平方キロメートルの地域の住民が避難した。 1910年、ブニョロ動物保護区がナイル川の南に設立された。動物保護区は、マーチソン・フォールズ国立公園のブリサ県、マシンディ県、キリャンドンゴ県内の範囲とおおよそ一致していた。1928年に保護区の境界が現在のナウォヤ県にあたるナイル川の北側へ拡張された。1952年イギリス政府はウガンダの国立公園法を制定し、保護区はマーチソン・フォールズ国立公園となった[3]

概要

マーチソン・フォールズ国立公園の面積は約3,893平方キロメートルにおよび、ウガンダでは最大の面積を持つ国立公園である[3]。公園の領域は、東西約115キロメートルの範囲にわたるヴィクトリア・ナイルによって南北に二分されている。

公園内にはマーチソン滝英語版が存在する。滝はナイル川の水がわずか幅7メートルの狭い谷間を抜け、43メートルの高低差を落下する。

また、公園内にはカンパラ=グル・ハイウェイ英語版に隣接するカルマ滝がある。カルマ滝には600メガワットの発電量を持つカルマ水力発電所英語版が建設されており、2019年7月に予定されている稼働が開始すれば、ウガンダ最大の発電所となる見込みである[7]

野生生物

マーチソン・フォールズ保護区と保護区に隣接するブドンゴ森林保護区には、ウガンダ最大の生息数を誇るナイルワニとともに76種の哺乳類が生息している。鳥類では、希少なハシビロコウ、ブドンゴの59の「制限された範囲」の種、コビトカワセミ英語版オニアオサギ英語版モモジロサイチョウ英語版カンムリエボシドリなどを含む、多様性に富んだ450種の鳥類が生息している[8]。また、これらの保護区は、2005年以来ライオンの保護区域としても活用されている[9]2006年には国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された[1]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b Murchison Falls-Albert Delta Wetland System”. Ramsar Sites Information Service. 2019年10月21日閲覧。
  2. ^ a b Google Maps – Map Showing The Location And Boundaries of Murchison Falls National Park (Map). Cartography by Google, Inc. Google, Inc. 2019年10月21日閲覧
  3. ^ a b c UWA. “About Murchison Falls National Park”. Kampala: Uganda Wildlife Authority (UWA). 2016年11月3日閲覧。
  4. ^ Globefeed.com. “Distance between Masindi Hotel, Masindi, Western Region, Uganda and Murchison Falls National Park, Kibanda, Western Region, Uganda”. Globefeed.com. 2019年10月21日閲覧。
  5. ^ Globefeed.com. “Distance between Kampala Road, Kampala, Uganda and Murchison Falls National Park, Kibanda, Western Region, Uganda”. Globefeed.com. 2019年10月21日閲覧。
  6. ^ Thomas Paul Ofcansky (2004). Baker, Sir Samuel White (1821–1893). Oxford Dictionary of National Biography, Oxford University Press. http://www.oxforddnb.com/index/1/101001135 2016年11月3日閲覧。 
  7. ^ Karuma Hydropower Project”. NS ENERGY. 2019年10月21日閲覧。
  8. ^ Murchison Falls National Park: Biodiversity”. UWA. 2016年11月3日閲覧。
  9. ^ IUCN Cat Specialist Group (2006). Conservation Strategy for the Lion "Panthera leo" in Eastern and Southern Africa. Pretoria, South Africa: IUCN 

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