mixi2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 15:32 UTC 版)
URL |
mixi |
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言語 | 日本語 |
タイプ | ソーシャル・ネットワーキング・サービス |
運営者 | 株式会社MIXI |
スローガン | 今を共有でき、すぐ集える |
登録 | 必要 |
開始 | 2024年12月16日 |
現在の状態 | 運営中 |
対応プラットフォーム | iOS、Android |
mixi2(ミクシィツー)は、株式会社MIXIが運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス。2024年12月16日サービス開始[1]。
機能
登録
mixi2は、利用についてアカウント登録が必須である。アカウントはMIXIの共通サービスアカウントであるMIXI IDを用いて認証を行うが、mixi2のアカウント情報はMIXI IDとは独立して作成される[2]。 2024年12月現在、登録や利用はiOSおよびAndroid向けのモバイルアプリのみとなっている。
アカウント
ユーザーアカウントには半角英数字・アンダースコアからなる固有のユーザーIDのほか、表示名や自己紹介といったプロフィールを設定できる。
ユーザーは、他のユーザーをフォローすることができる。アプリのホーム画面では、フォロー中のユーザーおよびコミュニティ(後述)のポストを時系列順に表示する「フォロー」タイムラインが既定の表示となっているほか、アルゴリズム推薦によるおすすめ投稿を表示する「発見」タイムラインがある[3]。
プライバシー設定として、ポスト(後述)の非公開設定や、特定のユーザーの投稿を非表示とするミュート機能、双方の投稿の閲覧ややり取りを制限するブロック機能がある。
投稿
ユーザーによる投稿を「ポスト」と呼び、各ポストに149.3文字(実質的には150文字)以内の文字数制限がある[4]。またポストには画像や動画の添付が可能であるが、1日のアップロードの上限は合計1GBとなっている[5]。
コミュニティ・イベント
特定のテーマに沿って参加者同士で交流を行う「コミュニティ」機能、オンライン・オフライン問わず同期的なコミュニケーションを行うことができる「イベント」機能が実装されている[6][7]。
特徴
招待制
mixi2アカウントの新規登録は、既存ユーザーからの招待者のみが行うことのできる完全招待制となっているほか、ユーザーは18歳以上である必要がある[6]。 (※完全招待制ではあるが、公開されているmixi2の招待リンクなら誰からでも登録できるため知らない人でも問題はない。登録後すぐに招待者のフォローを外せる緩い仕様になっている。)
エモテキ・リアクション
ポストは背景色の変更や文字の大きさの変更といった装飾を行うことができるほか、「エモテキ」と呼ばれる背景色や文字にアニメーションを追加する機能がある[8]。 各ポストに対し、いいね、リアクション(絵文字(例:ぴえん)アルファベット(例:GO!GO!・ww)日本語(例:アゲ・そうそれ)などのスタンプの付与)ができる。
フォローした人だけ時系列で並ぶ
XやThreads等の代表的な海外SNSのデフォルトのタイムラインは運営がおすすめしたい投稿が並ぶのに対し、mixi2ではデフォルトのタイムラインがフォローした人の投稿が時系列に並ぶ [9]。
ユーザーの要望を反映
Xなどの既存SNSは運営側の力が強いため従うしかなく、しばし改悪アップデートと呼ばれており修正もないためユーザーフレンドリーではない。一方でmixi2ではユーザーフレンドリーであるため、改善要望があればすぐに修正アップデートをしたりユーザーからの機能要望を募集している[10]。
mixiとの相違
mixi2とmixiはともに株式会社MIXIが運営するSNSであるが、互いにアカウント情報などは共有せず、互換性のない別個のものとして運営されている。MIXIは、mixiについては「心地の良いつながり」を軸としたSNSを、mixi2は「今を共有でき、すぐ集える」を軸とした、即時性の高いSNSを目指すとしている[11]。
反響
MIXI社は同月20日、公開から5日でmixi2の登録者数が120万人を突破したと発表した[12]。
mixi2開発理由
イーロン・マスク氏がTwitterを買収して仕様変更などでTwitter離れが進んだこと、現XなどのSNSはデフオルトのおすすめTLが炎上や誹謗中傷を生みまくっていること、様々な犯罪に利用されていること等があり、酷くなっているので「心理的安全性」を重視し平和なSNSを目指して開発した[13]。
脚注
- ^ “MIXI、新SNS「mixi2(ミクシィ2)」を招待制でリリース 本家mixiとは別サービス、コンセプトは「今を共有でき、すぐ集える」”. オタク総研. (2024年12月16日)
- ^ “mixi2アカウントとMIXI IDの関係について”. mixi2 (2024年12月17日). 2024年12月17日閲覧。
- ^ “「mixi2」は、X移住先の本命か? mixi古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和なSNS」”. ITmedia NEWS. (2024年12月17日) 2024年12月17日閲覧。
- ^ “短文型SNS「mixi2」ひっそり開始でも話題の理由”. 東洋経済オンライン. (2024年12月17日) 2024年12月17日閲覧。
- ^ “「mixi2」誕生、X風の新テキストSNS 招待制でスタート”. ITmedia NEWS. (2024年12月16日) 2024年12月17日閲覧。
- ^ a b “mixi2の特徴について”. mixi2 (2024年12月16日). 2024年12月17日閲覧。
- ^ “招待制「mixi2」基本の使い方、簡単にまとめました”. ASCII.jp. (2024年12月16日) 2024年12月17日閲覧。
- ^ “エモテキでポストに感情を乗せよう!”. mixi2 (2024年9月6日). 2024年12月17日閲覧。
- ^ “mixi2の特徴について特徴①” (2024年12月16日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “mixi2が最速アップデート、特定コミュニティの投稿をTLで非表示にする機能を追加” (2024年12月18日). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “mixiとmixi2について”. mixi2 (2024年12月17日). 2024年12月17日閲覧。
- ^ 「SNS『mixi』誕生から20年、MIXIの新しいSNS「mixi2」サービス開始!」『株式会社MIXI』。2024年12月24日閲覧。
- ^ “「初代mixi」と「mixi2」が完全に切り離されている意外な理由、笠原健治氏「mixiは一応、黒字で…」” (2025年1月16日). 2025年1月16日閲覧。
関連項目
- 笠原健治 - 開発責任者
外部リンク
- Mixi2のページへのリンク