三菱500/ コルト600
1960年4月、三菱500発売。2ドアのセダンタイプで、エンジンは4ストローク2気筒493ccをリヤに積んでいた。サスペンションは前後ともトレーリングアーム+コイルで、前輪にデュボネ式を採用していた。このクルマは、55年5月に通産省(現・経済産業省)が発表した国民車育成要綱案=4人乗り、100km/h、価格25万円に対する回答だった。3速MTで最高速90km/h、乗員4人はほぼクリアーできたが、価格は標準車で38万円だった。10月にデラックス車追加。61年8月には594ccエンジンを搭載したスーパーデラックス車を設定した。
62年7月、モデルチェンジ、594ccエンジンを全タイプに載せ600となった。ボディスタイルを一新、チェンジレバーをフロアからコラムに移し、シフトパターンも横H型から縦H型に改めた。価格は42万9000円。なお、600cc搭載車からはコルト600と呼んだ。このクルマは、64年5月末に三菱系3重工が合併して三菱重工業が発足する直前まで1万34台を生産して、その幕を閉じた。65年10月発表のコルト800が後継モデル。
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