マグヌス・ヘドマンとは? わかりやすく解説

マグヌス・ヘドマン

(Magnus Hedman から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/26 11:40 UTC 版)

マグヌス・ヒードマン
ヒードマン(2012年)
名前
本名 Carl Magnus Hedman
ラテン文字 Magnus Hedman
基本情報
国籍  スウェーデン
生年月日 (1973-03-19) 1973年3月19日(52歳)
出身地 ボートシルカ市
身長 194 cm
体重 92 kg
選手情報
ポジション GK
利き足 右足
ユース
1978-1982 Vårby Gård IF
1983-1986 ストックホルムスウェーデン語版
1987-1989 AIK
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1990-1997 AIK 127 (0)
1997-2002 コヴェントリー・シティ 135 (0)
2002-2005 セルティック 26 (0)
2004 アンコーナ (loan) 3 (0)
2006-2007 チェルシー 0 (0)
2013 フレイスウェーデン語版 1 (0)
代表歴2
1988-1989  スウェーデン U-17 10 (0)
1990-1991  スウェーデン U-19 5 (0)
1992-1995  スウェーデン U-21 29 (0)
1997-2004  スウェーデン 57 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2025年11月26日現在。
2. 2025年11月26日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マグヌス・ヘドマン(Magnus Hedman, スウェーデン語発音: [ˈmǎŋːnɵs ˈhěːdman], 1973年3月19日 - )は、スウェーデンボートシルカ市出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者。元スウェーデン代表。ポジションはゴールキーパー

経歴

クラブ

地元のクラブでサッカーを始めた後、ストックホルムスウェーデン語版を経て、1987年にAIKの下部組織に入団[1]

1990年、17歳でトップチームに昇格し、アルスヴェンスカンデビュー。1992シーズンにはアルスヴェンスカンを制した[1]

1997年7月にイングランドコヴェントリー・シティに移籍[1]。当初はスティーヴ・オグリゾヴィッチ英語版の控えであったが、12月13日、リーグ第18節のトッテナム・ホットスパー戦でプレミアリーグ初出場。デビュー戦でクリーンシートを達成した。以降は先発出場を続け、1988年2月に負傷によりオグリゾヴィッチにポジションを奪還されたが、シーズン最終盤には再びヒードマンがゴールマウスを守った[2]1998-99シーズンは正GKの座を掴み、リーグ戦36試合に出場した[3]。オグリゾヴィッチの現役最終シーズンとなった1999-00シーズンもコヴェントリーの正GKを務めたが、2000-01シーズンには若手のクリス・カークランドの台頭で出場機会を減らし、クラブもディヴィジョン1英語版に降格。2001-02シーズン開幕直後にカークランドがリヴァプールに移籍したことで守護神に返り咲いたが、プレストン・ノースエンドとの試合中に乱入したサポーターに詰め寄られるなど[4][5]、クラブとの不和からこのシーズン限りでコヴェントリーを去ることとなった[6]

2002年夏、スコットランドセルティックに4年契約で移籍[7][8][9]。セルティックに3シーズン在籍したが、故障がちであったこともあり[10]、監督のマーティン・オニールラブ・ダグラス英語版デイヴィッド・マーシャルを重用し、正GKの座を掴むことはできず、リーグ戦36試合の出場にとどまった。2004年1月には、イタリアアンコーナにシーズン終了までのローン移籍[11]。しかしアンコーナでもベンチに控えることが多く、セリエA3試合に出場したのみであった[12]。後にヒードマンは、短期間しか在籍しなかったアンコーナのチームメイト数名の収賄疑惑について言及している[13]。セルティックにローンバックした後、UEFAチャンピオンズリーグバルセロナ戦やミラン戦でゴールマウスを守ったが[14][15]、2005年6月末で双方の合意に基づき契約を解消し[16]、翌月に現役を退いた。

2006年11月9日、GKに負傷離脱者が相次いでいたチェルシーが、プレミアリーグで実績のあるヒードマンに白羽の矢を立て、トライアルに参加することとなった[17]。11月14日に契約が成立し、正式にチェルシーに加入。飽くまでバックアッパーとしての復帰であり、プレミアリーグとEFLカップのそれぞれ1試合でベンチ入りしたが[18]、出場機会はなくシーズンを終え、再びユニフォームを脱いだ。

その後は母国スウェーデンに戻り、離婚うつ病などを経験。2013シーズンにはエッタンスウェーデン語版(3部リーグ)のフレイスウェーデン語版でGKコーチを務めていたが、ここでもGKが不足する事態に陥り、7月21日に選手として復帰し、3-1での勝利に貢献した[19]

代表

1989年からスウェーデンの世代別代表に選出され、1991年にポルトガルで開催されたFIFAワールドユース選手権に出場。グループステージの2試合でゴールマウスを守った[20]

1993年にA代表に初招集され、1994年のFIFAワールドカップにも、当時の国際Aマッチ最多出場記録保持者であったトーマス・ラヴェリのバックアッパーとして選出された[1]

1997年2月13日、日本との親善試合で代表初キャップ[21]

2000年のEURO 2000では、予選から正GKとして出場を続け、8試合でわずか1失点の活躍をみせた。本大会でも全3試合に出場し、この年のグルドボレンを受賞した。

2000年から2001にかけて、FIFAワールドカップ予選では全10試合でゴールマウスを守り、7試合でクリーンシートを達成[22]。予選首位通過に大きく貢献し、本大会でもスウェーデンの全4試合でゴールマウスを守った[23]。その後は自身の負傷やアンドレーアス・イーサクソンの台頭で控えに回ることが多くなった。

2004年11月17日、4-1で勝利したスコットランドとの親善試合が、自身にとって最後の代表戦となった[24]

人物

1999年にスウェーデンのモデル歌手作家であるマグダレーナ・ギュラーフスウェーデン語版と結婚し、二男をもうけたが[25]、2006年に離婚している[19]

個人成績

クラブ

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
イングランド リーグ戦 FLカップ FAカップ 期間通算
1997-98 コヴェントリー・シティ 13 プレミアリーグ 14 0 0 0 3 0 17 0
1998-99 1 36 0 1 0 2 0 39 0
1999-00 35 0 0 0 3 0 38 0
2000-01 15 0 0 0 1 0 16 0
2001-02 ディヴィジョン1 35 0 1 0 1 0 37 0
スコットランド リーグ戦 S・リーグ杯 スコティッシュ杯 期間通算
2002-03 セルティック 21 プレミアシップ 8 0 1 0 1 0 10 0
2003-04 12 0 0 0 0 0 12 0
イタリア リーグ戦 イタリア杯 オープン杯 期間通算
2003-04 アンコーナ 1 セリエA 3 0 - - 3 0
スコットランド リーグ戦 S・リーグ杯 スコティッシュ杯 期間通算
2004-05 セルティック 21 プレミアシップ 6 0 0 0 0 0 6 0
イングランド リーグ戦 FLカップ FAカップ 期間通算
2006-07 チェルシー 22 プレミアリーグ 0 0 0 0 0 0 0 0
スウェーデン リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2013 フレイ エッタン 1 0 - - 1 0
通算 イングランド プレミアリーグ 100 0 1 0 9 0 210 0
イングランド ディヴィジョン1 35 0 1 0 1 0 37 0
スコットランド プレミアシップ 26 0 1 0 1 0 28 0
イタリア セリエA 3 0 0 0 - 3 0
スウェーデン エッタン 1 0 - - 1 0
総通算 165 0 3 0 11 0 279 0

代表


スウェーデン代表 国際Aマッチ
出場 得点
1997 4 0
1998 6 0
1999 9 0
2000 10 0
2001 11 0
2002 10 0
2003 3 0
2004 4 0
通算 57 0

タイトル

クラブ

AIK
セルティック

個人

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 500 AIK:are - Magnus Hedman” (スウェーデン語). AIKフットボール. 2014年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月21日閲覧。
  2. ^ Magnus Hedman - Detailed stats”. transfermarkt. 2025年11月26日閲覧。
  3. ^ Magnus Hedman :: Completed Matches Premier League 1998/99”. playmakerstats.com. 2025年11月26日閲覧。
  4. ^ Mark Ogden (2002年4月8日). “Swedes suffer attack of the Blues” (英語). The Guardian. 2022年4月26日閲覧。
  5. ^ ENGLISH DIVISION 1 | Preston 4-0 Coventry” (英語). BBCスポーツ (2002年4月6日). 2022年4月26日閲覧。
  6. ^ Mark Hornby (2020年4月10日). “WHERE ARE THEY NOW: Oggy's Understudies!” (英語). コヴェントリー・シティFC. 2022年4月26日閲覧。
  7. ^ Celtic tempt Hedman north” (英語). UEFA (2002年7月30日). 2022年4月26日閲覧。
  8. ^ Kent Hedlundh. “Hedman to leave Celtic” (英語). Sky Sports. 2022年4月26日閲覧。
  9. ^ Celtic make double signing” (英語). BBCスポーツ (2002年8月1日). 2022年4月26日閲覧。
  10. ^ Hedman misses two months” (英語). BBCスポーツ (2003年2月21日). 2022年4月26日閲覧。
  11. ^ Hedman leaves Celtic for Ancona on loan” (英語). The Irish Times (2004年1月29日). 2022年4月26日閲覧。
  12. ^ Magnus Hedman :: Completed Matches Serie A 2003/2004”. playmakerstats.com. 2025年11月26日閲覧。
  13. ^ Daniel Lagerqvist (2005年9月11日). “Magnus Hedman: Mina lagkamrater var mutade” (スウェーデン語). Aftonbladet. 2006年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月26日閲覧。
  14. ^ Barry Glendenning (2004年11月24日). “Barcelona 1 - 1 Celtic” (英語). The Guardian. 2022年4月26日閲覧。
  15. ^ Celtic 0-0 AC Milan” (英語). BBCスポーツ (2004年12月7日). 2022年4月26日閲覧。
  16. ^ Hedman parts company with Celtic” (英語). アイルランド放送協会 (2005年7月21日). 2022年4月26日閲覧。
  17. ^ Kent Hedlundh. “Hedman joy at Chelsea chance” (英語). Sky Sports. 2022年4月26日閲覧。
  18. ^ Chelsea FC - Reading FC, 26/12/2006 - Premier League”. transfermarkt (2006年12月26日). 2025年11月26日閲覧。
  19. ^ a b Linus Sunnervik (2013年7月21日). “Magnus Hedman tillbaka: "Stolthet"” (スウェーデン語). Expressen. 2022年11月29日閲覧。
  20. ^ Magnus Hedman » Statistics: International Matches”. worldfootball.net. 2025年11月26日閲覧。
  21. ^ Japan - Sweden, 13/02/1997 - International Friendlies”. transfermarkt (1997年2月13日). 2025年11月26日閲覧。
  22. ^ Magnus Hedman » Statistics: International Matches”. worldfootball.net. 2025年11月26日閲覧。
  23. ^ Magnus Hedman :: Completed Matches Coreia/Japão 2002”. playmakerstats.com. 2025年11月26日閲覧。
  24. ^ Scotland - Sweden, 17/11/2004 - International Friendlies”. transfermarkt (2004年11月17日). 2025年11月26日閲覧。
  25. ^ Per Lidholm (2021年12月4日). “Debuterar i Melodifestivalen: ”Har aldrig stått på en scen”” (スウェーデン語). Expressen. 2022年2月17日閲覧。

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