マグヌス・ノーマンとは? わかりやすく解説

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マグヌス・ノーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 02:26 UTC 版)

マグヌス・ノーマン
Magnus Norman
マグヌス・ノーマン
基本情報
フルネーム Leif Magnus Norman
国籍  スウェーデン
出身地 ヴェルムランド県フィリップスタード
居住地 モナコモンテカルロ
生年月日 (1976-05-30) 1976年5月30日(48歳)
身長 187cm
体重 89kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1995年
引退年 2005年
ツアー通算 12勝
シングルス 12勝
ダブルス 0勝
生涯通算成績 268勝225敗
シングルス 244勝177敗
ダブルス 24勝48敗
生涯獲得賞金 $4,537,247
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2000)
全仏 準優勝(2000)
全英 3回戦(1997・99)
全米 4回戦(1999・2000)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 2位(2000年6月12日)
ダブルス 133位(2001年5月7日)

マグヌス・ノーマンMagnus Norman, 1976年5月30日 - )は、スウェーデンヴェルムランド県フィリップスタード英語版出身の元男子プロテニス選手、テニス指導者。ATP自己最高ランキングはシングルス2位、ダブルス133位。ATPツアーでシングルス12勝を挙げた。

2000年全仏オープン男子シングルス準優勝。2000年ローマ・マスターズ優勝。2000年テニス・マスターズ・カップ出場。

現在はスタン・ワウリンカのコーチを務める。

来歴

マグヌス・ノーマンがテニスを始めたのは、8歳の誕生日に祖母からプレゼントとして贈られたテニスラケットがきっかけだったという。1995年にプロ入りし、1997年にツアー初優勝を果たす。ノーマンは1999年2000年に年間5勝ずつを挙げ、この頃がキャリアの最盛期だった。2000年全仏オープンには第3シードで出場し、決勝までは順調な勝ち上がりだったが、ブラジルグスタボ・クエルテンとの決勝戦では2-6, 3-6, 6-2, 6-7のスコアで敗れて準優勝に終わった。とりわけ第4セットは1時間半以上を要したが、長いタイブレークで粘りきれずに、3年ぶり2度目の優勝を目指したクエルテンに押し切られた。その結果、ノーマンはスウェーデン人選手として1988年マッツ・ビランデル以来12年ぶりの全仏優勝を果たすことはできなかった。

この後、ノーマンのテニス・キャリアはあっけなく萎んでしまい、2001年以後はツアーで優勝できなくなった。2002年ジャパン・オープン・テニス選手権で来日した時も、決勝でデンマークケネス・カールセンに6-7, 3-6で敗れて準優勝に終わり、これがノーマンの現役最後の決勝進出になる。膝などに多くの故障を抱え、2003年9月にキングフィッシャー航空テニス・オープンのトーナメントに出場したのが最後の舞台になった。2004年2005年は全く試合に出場できず、ついに2005年10月28日、故国の首都ストックホルムで現役引退会見を開いた。

引退後はテニスコーチとして活動しており、同郷の後輩選手であるロビン・セーデリングの専属コーチを2010年まで務めた。2013年からはスタン・ワウリンカのコーチを務めている。

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 18回 (12勝6敗)

大会グレード
グランドスラム (0-1)
テニス・マスターズ・カップ (0-0)
ATPマスターズシリーズ (1-0)
ATPインターナショナルシリーズ・ゴールド (1-1)
ATPインターナショナルシリーズ (10–4)
サーフェス別タイトル
ハード (5-3)
クレー (7-2)
芝 (0-0)
カーペット (0-1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 1997年7月13日 ボースタード クレー フアン・アントニオ・マリン 7–5, 6–2
準優勝 1. 1997年10月19日 オストラヴァ カーペット (室内) カロル・クチェラ 2–6, 途中棄権
準優勝 2. 1998年8月2日 ウマグ クレー ボフダン・ウリラッハ 3–6, 6–7(0)
優勝 2. 1998年8月9日 アムステルダム クレー リチャード・フロムバーグ 6–3, 6–3, 2–6, 6–4
優勝 3. 1999年4月25日 オーランド クレー ギリェルモ・カナス 6–0, 6–3
優勝 4. 1999年7月25日 シュトゥットガルト クレー トミー・ハース 6–7(6), 4–6, 7–6(7), 6–0, 6–3
優勝 5. 1999年8月1日 ウマグ クレー ジェフ・タランゴ 6–2, 6–4
優勝 6. 1999年8月29日 ロングアイランド ハード アレックス・コレチャ 7–6(4), 4–6, 6–3
優勝 7. 1999年10月10日 上海 ハード マルセロ・リオス 2–6, 6–3, 7–5
優勝 8. 2000年1月16日 オークランド ハード マイケル・チャン 3–6, 6–3, 7–5
優勝 9. 2000年5月14日 ローマ クレー グスタボ・クエルテン 6–3, 4–6, 6–4, 6–4
準優勝 3. 2000年6月11日 全仏オープン クレー グスタボ・クエルテン 2–6, 3–6, 6–2, 6–7(6)
優勝 10. 2000年7月16日 ボースタード クレー アンドレアス・ビンシゲラ 6–1, 7–6(6)
優勝 11. 2000年8月27日 ロングアイランド ハード トーマス・エンクビスト 6–3, 5–7, 7–5
優勝 12. 2000年10月22日 上海 ハード チャン・シャルケン 6–4, 4–6, 6–3
準優勝 4. 2001年1月14日 シドニー ハード レイトン・ヒューイット 4–6, 1–6
準優勝 5. 2001年3月11日 スコッツデール ハード フランシスコ・クラベット 4–6, 2–6
準優勝 6. 2002年10月6日 東京 ハード ケネス・カールセン 6–7(6), 3–6

ダブルス: 1回 (0勝1敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 1997年1月5日 ドーハ ハード パトリク・フレデリクソン ヤッコ・エルティン
ポール・ハーフース
3–6, 2–6

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 通算成績
全豪オープン LQ LQ A 1R 1R 1R 2R SF 4R A A 9–6
全仏オープン A A A 2R QF 2R 1R F 1R 1R 1R 12–7
ウィンブルドン A A A A 3R 1R 3R 2R A A A 5–4
全米オープン A A A A 2R 2R 4R 4R A 1R 1R 8–6

外部リンク

受賞
先代
部門なし
ATPコーチ・オブ・ザ・イヤー
2016
次代




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