MBOの実施
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「レックス・ホールディングス」の記事における「MBOの実施」の解説
外食産業の競争激化と会社急成長に伴う不振から事業再構築を図るべく、2006年11月10日に代表取締役社長西山知義がアドバンテッジ パートナーズLLPをパートナーとするマネジメント・バイ・アウト(MBO)を実施し、非上場化することを発表。アドバンテッジパートナーズが設立して運営主体となる、投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズ エム・ビー・アイ ファンド三号が、新たに株式会社AP8を設立。このAP8を公開買付者とする株式公開買い付け(TOB)を、2006年11月11日から12月12日まで実施して、決済開始日の12月19日に当時の筆頭株主だった有限会社エタニティーインターナショナル(当時の代表者・西山知義夫人・西山和枝、当時の所在地は西山知義の住所と同一)保有の株式16.74%のうち0.29%、当時の第2位の株主だった西山知義保有の株式12.97%すべてを含む、同社株式75.43%をAP8が取得して、筆頭株主となった。さらに、AP8が有限会社エタニティーインターナショナルの全株式を取得してエタニティーインターナショナルの完全親会社となったため、AP8は間接保有を含めてレックス・ホールディングスの株式91.78%を保有するに至る。 さらに、株主総会の特別決議を経て、レックス・ホールディングスを種類株式発行会社に変更した上で、すべての発行済み株式に全部取得条項を付して全部取得条項付種類株式とする。そして、この条項に従い、株式の全部取得と引き換えに、別個の普通株式を交付する。この際に、AP8以外の株主が1株未満の端数となるように別個の普通株式を交付し、これによりAP8以外の株主は金銭交付を受け株主ではなくなるため、AP8がレックス・ホールディングスの全株式を取得して同社を完全子会社化する(レックス・ホールディングスの株式はジャスダックを上場廃止)。西山知義は、2006年12月14日にAP8が行った第三者割当増資により、AP8に対して33.4%出資しており、レックス・ホールディングスの事実上の筆頭株主の地位を維持した(2011年12月時点では西山知義が32.16%を直接出資する形態になっており、形式上も筆頭株主であった)。 なお、アメリカ子会社のREINS INTERNATIONAL (USA) CO.LTD.の全株式が西山知義に譲渡され、子会社の株式会社ブランドファクトリーの10店舗の事業が有限会社ブライトアンドエクセル(西山知義保有の会社)に事業譲渡され、レックス・ホールディングから分離された。
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