JISのpH標準液
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 01:21 UTC 版)
「水素イオン指数」の記事における「JISのpH標準液」の解説
JISのpH標準液は以下の六つである。これらの標準液の調製法とpHの典型値は、JIS Z 8802 に記載されている。 しゅう酸塩pH標準液:0.05 mol/kg 二シュウ酸三水素カリウム水溶液 フタル酸塩pH標準液:IUPACと同じ 中性りん酸塩pH標準液:IUPACと同じ りん酸塩pH標準液:IUPACとほぼ同じ ほう酸塩pH標準液:IUPACと同じ 炭酸塩pH標準液:IUPACと同じ 試料測定前にこれらのpH標準液を用いてpHメーターの校正を行う。校正は中性りん酸塩標準液でゼロ点調整した後、試料溶液が酸性であればフタル酸塩標準液またはしゅう酸塩標準液で、アルカリ性であればりん酸塩標準液、ほう酸塩標準液、炭酸塩標準液のいずれかを用いて感度調整(スパン校正)を行う。校正点が3点以上あってもよい。試料溶液のpHが11を超える場合は、飽和水酸化カルシウム水溶液または 0.1 mol/L 水酸化ナトリウム水溶液を、調製pH標準液に準じた溶液として校正に用いることができる。
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