Irène Jacobとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Irène Jacobの意味・解説 

イレーヌ・ジャコブ

(Irène Jacob から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 00:58 UTC 版)

イレーヌ・ジャコブ
Irène Jacob
2017年度 ドーヴィル・アメリカ映画祭にて
本名 Irène Marie Jacob
生年月日 (1966-07-15) 1966年7月15日(57歳)
出生地 フランスシュレンヌ
出身地 スイスジュネーヴ
フランスバリ
職業 女優
ジャンル 映画舞台
活動期間 1987年 -
著名な家族 モーリス・ジャコブフランス語版 (父)
フランシス・ジャコブ (兄)
公式サイト Irene Jacob.net
主な作品
ふたりのベロニカ』(1991年)
トリコロール/赤の愛
エレニの帰郷
 
受賞
カンヌ国際映画祭
女優賞
1991年ふたりのベロニカ
その他の賞
1991年 サン・ジョルディ賞
2014年 京都国際映画祭 モスト・リスペクト in Paris賞
テンプレートを表示

イレーヌ・ジャコブ(Irène Jacob, 1966年7月15日 - ) は、フランス出身の女優。同国を代表する女優の一人で、スイスにも地盤を置いて活動している。カンヌ国際映画祭 女優賞受賞などの実績があり、日本の映画やテレビドラマ(NHK シリーズドラマ10『詩城の旅びと』原作:松本清張)や舞台にも出演した。

来歴

1966年7月15日フランスシュレンヌで生まれた[1]。父は物理学者のモーリス・ジャコブフランス語版、母は心理学者。兄が3人おり、そのうちの一人フランシスはミュージシャン、2人は科学者[2]である。3歳の時にスイスのフランス語圏都市ジュネーヴに引っ越し、同地やロンドン[3][4]パリの国立高等芸術演劇学校などで教育を受けた。

1987年ルイ・マル監督の『さよなら子供たち』で映画デビュー。1989年にはジャック・リヴェット監督の『彼女たちの舞台』に出演。

1991年、『さよなら子供たち』を観たクシシュトフ・キェシロフスキ監督に『ふたりのベロニカ』の主演に抜擢され、同作で第44回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。

1994年、『トリコロール/赤の愛』で再びキェシロフスキ監督の作品に出演。翌1995年にはミケランジェロ・アントニオーニ監督の『愛のめぐりあい』に出演。

2008年テオ・アンゲロプロス監督の遺作となった『エレニの帰郷』で主人公エレニを演じた。

2014年、第1回 京都国際映画祭でモスト・リスペクト in Paris賞を受賞[5]。同年、日本の舞台『変身』に客演し、翌2015年には映画『さようなら』にも友情出演した[6]

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1987年 さよなら子供たち
Au revoir les enfants
音楽教師
1989年 彼女たちの舞台
La bande des quatre
マリーヌ
1991年 ふたりのベロニカ
La Double vie de Véronique
ベロニカ カンヌ国際映画祭 女優賞」受賞
1993年 秘密の花園
The Secret Garden
メアリーの母
1994年 トリコロール/赤の愛
Trois couleurs: Rouge
ヴァランティーヌ
1995年 愛のめぐりあい
Al di là delle nuvole
オセロ
Othello
デズデモーナ
ヴィクトリー/遥なる大地
Victory
アルマ
1997年 迷宮のレンブラント
Incognito
マリーケ
1998年 追跡者
U.S. Marshals
マリー
1999年 第一の嘘
The Big Brass Ring
セラ・ブランディーニ
スパイゲーム
History Is Made at Night
2008年 エレニの帰郷
Η σκόνη του χρόνο
エレニ
2009年 いかしたガキども
The French Kissers
オーロールの母
2010年 Rio Sex Comedy イレーヌ
2014年 The Easy Way Out マチルダ
ラスト・リベンジ
Dying of the Light
ミシェル・ズバレイン
2015年 さようなら
Sayonara
ターニャの両親 日本映画(友情出演)
2016年 エタニティ 永遠の花たちへ
Eternity
ガブリエルの母

脚注

  1. ^ Irène Jacob”. IMDb. 2014年11月3日閲覧。
  2. ^ Biography Base. "Irene Jacob Biography." Retrieved on December 13, 2007.
  3. ^ Yahoo Movies. "Irene Jacob Biography." Retrieved on 13 December 2007.
  4. ^ Net Glimpse. "Irene Jacob Biography." Retrieved on 13 December 2007.
  5. ^ “京都国際映画祭開幕!牧野省三賞は木村大作が受賞「あと5年は頑張る」”. 映画.com. (2014年10月16日). http://eiga.com/news/20141016/19/ 2014年10月17日閲覧。 
  6. ^ 名女優イレーヌ・ジャコブが日本映画『さようなら』に特別出演”. ぴあ映画生活 (2015年11月12日). 2018年2月23日閲覧。

外部リンク


「Irène Jacob」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Irène Jacob」の関連用語

Irène Jacobのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Irène Jacobのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイレーヌ・ジャコブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS