原子間ポテンシャルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 原子間ポテンシャルの意味・解説 

原子間ポテンシャル

(Interatomic potential から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 17:20 UTC 版)

原子間距離 rij に対して典型的な原子間ペアポテンシャルをプロットすると図のようになる。極小値の左側は斥力的 (repulsive)、右側は引力的 (attractive) な相互作用を表す。

原子間ポテンシャル(げんしかんポテンシャル、: Interatomic potential)は、与えられた原子の空間位置から原子系のポテンシャルエネルギーを計算するための関数である[1][2][3][4]。原子間ポテンシャルは化学や分子物理学、材料物理学の分野で、凝集 (en:英語版熱膨張、材料の弾性特性などの効果に関する分子力学法分子動力学法 (MD) によるシミュレーションの物理的基盤として広く用いられる[5][6][7][8][9][10]

関数形

原子間ポテンシャルは1つの原子位置の関数、もしくは2つ、3つ…の原子位置の組の関数を項とする級数展開で表すことができる。このとき系のポテンシャルの総和 VTOT は以下のように書ける[3]




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「原子間ポテンシャル」の関連用語

原子間ポテンシャルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



原子間ポテンシャルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの原子間ポテンシャル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS