Intel Xeon Phi Processor x200 製品ファミリー
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「Xeon Phi」の記事における「Intel Xeon Phi Processor x200 製品ファミリー」の解説
第2世代 Xeon Phi。2016年6月20日発表。開発コード名は Knights Landing (KNL)。単精度で 6 TFLOPS 以上、倍精度で 3 TFLOPS 以上になった。プロセスルールは14nm。Intel Atom の Silvermont マイクロアーキテクチャベースになった。 型番の末尾にFがつくものはインターコネクトの Intel Omni-Path Fabric を搭載。 ソケットは LGA3647 だが、通常の Xeon との互換性はなく、Xeon Phi 専用のマザーボードでなければ動作しない(物理的にソケットにはまらない)。 オンチップメモリは L3 キャッシュとしても利用できるし、アドレスを割り振り通常のメモリとしても利用可能。7.2 GT/s のもので実測で 490 GB/s になる。 1コアあたり、4スレッド実行可能で、2つのベクターALU(512ビット)、2つのスカラーALU、1つのレガシーx87 ALUを搭載している。よって72コア、1.5 GHzで、単精度は 512 bit / 32 bit * 2 ALU * 2 op * 72 core * 1.5 GHz = 6912 GFLOPS になる。 Knights Landing で採用される512ビット SIMD命令はAVX-512として定義されたものになるが、これはそれまでのKnights Cornerが用いていた「512ビットSIMD演算」とは機械語命令形式が異なり互換では無い。 PCI Express は Gen3.0 x16 (片方向あたり16GB/s)。 製品名コア数 クロック(GHz)メモリL2キャッシュ (MB) TDP(W) 発売日オンチップ外部BaseTurboBoost ?(GB) 帯域(GT/s) DDR4(Max?) 帯域(GB/s) 721064 1.3 1.5 16 6.4 2133 x6 102 32 215 2016年Q2 7210F230 2016年Q4 72307.2 2400 x6 115.2 215 2016年Q2 7230F230 2016年Q4 725068 1.4 1.6 34 215 2016年Q2 7250F230 2016年Q4 729072 1.5 1.7 36 245 2016年Q3 7290F260 2016年Q4
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