ISDNの構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 10:13 UTC 版)
情報通信の要素には音声・データ・画像などがあるが、1970年代から80年代になるまで音声通信は電話網、データ通信はデータ通信網で行われ、通信方式もアナログが全盛であった。しかしデジタル技術の台頭とともに通信網にどのようにその技術を導入するかが検討されるようになり、加入者線の部分もディジタル化することで音声・データ・画像を同一伝送路で扱うことができるように考え出されたのがISDNである。 1972年、CCITTのジュネーブ総会でISDNの基本概念が発表された。 ISDNの構想は1977年から国際電気通信連合で取り上げられ、1984年に暫定勧告、1988年に本格勧告が承認された。 1985年4月、シンガポールにおいて富士通製のデジタル電話交換機で、世界初のIインタフェースによる実環境を用いた試験が開始された。
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