ICTへのアクセスモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:43 UTC 版)
「情報通信技術」の記事における「ICTへのアクセスモデル」の解説
マーク・ヴァルシャウアー(英語版)教授は、ICTへのアクセシビリティを分析するための「アクセスモデル」の枠組みを定義している。彼は著書『Technology and Social Inclusion: Rethinking the Digital Divide』の第2章において、デバイス、コンジット、リテラシーの3つのICTへのアクセスのモデルについて述べている。ICTのアクセスについて記述するうえでデバイスとコンジットは最も一般的であるが、3つ目のアクセスモデルであるリテラシーがなければICTへの有意義なアクセスをするには不十分である。これら3つのモデルを組み合わせることで、2005年にBridges.orgという非営利団体が構想したICT利用の「真のアクセス」基準12個を大まかに取り入れている。12個の基準は以下の通り。 テクノロジーへの物理的アクセス テクノロジーの妥当性 テクノロジー及びその利用のコストの低さ 人間の能力とトレーニング 地域に密着したコンテンツ、テクノロジー、サービス 日常生活への統合 社会文化的要素 テクノロジーへの信頼 地域的な経済環境 巨視的な経済環境 法的規制の枠組み 政治的意思と国民の支持
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