IBM_Worksとは? わかりやすく解説

IBM Works

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 08:13 UTC 版)

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IBM Works
開発元 IBM
最新版 開発・販売停止済
対応OS OS/2
種別 オフィススイート
ライセンス プロプライエタリ
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IBM Works(IBMワークス)は、IBMによるOS/2用のオフィススイートの1つである。

概要

IBM Worksは、OS/2オペレーティングシステム用のオフィススイートであり、ワープロ表計算チャート(グラフ)、データベースカード型データベース)、レポートライター(レポート作成ツール)の5つのアプリケーションが含まれていた。IBMは競合するMicrosoft Windows用のMicrosoft Worksと比較して機能が多いと主張した。なおIBM Works PIMとも呼ばれるPIMアプリケーションは、IBM Worksのファミリーではあるが、厳密には独立した別のアプリケーション・ソフトウェアである。

IBM Worksは元々はイギリスIBMにより開発され、カナダのFootprintによりFootprint Worksの名で販売されていたが、1994年のOS/2 Warp バージョン3のボーナスパック(BonusPak、製品としてのサポートは無いが無償で使用できる同梱ソフトウェア集のCD-ROM)に収録された。

最初からOS/2用に開発されたため、Windows用から移植された多くのソフトウェアとは異なり、OS/2のワークプレースシェル(WPS)に対応し、ドラッグや右クリックを多用する操作性を最初から備えていた。またOS/2日本語版ではIBM Worksも日本語化されていた。

しかし、オフィススイート製品はMicrosoft Officeなどの寡占化が進み、またオフィスのデスクトップ用途にOS/2は普及せず、更に1995年にはIBMによるロータス買収によりIBMの標準オフィススイート製品がLotus SmartSuite(日本での名称はロータス・スーパーオフィス)に一本化されたこともあり、消えていった。

最後のバージョンは1996年のOS/2 Warpバージョン4に含まれた。

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