IBM方式で表現するまでの過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:29 UTC 版)
「浮動小数点数」の記事における「IBM方式で表現するまでの過程」の解説
1.5を単精度のIBM方式で表現するには、次のようになる。 (−1)0 × 1.5 × 160 仮数部は1未満でなければならないため、値を(この例では右へ)シフトする。ただし、基数が16で、コンピュータの内部表現は2進法であるため、シフト量は4ビットである(24 = 16)。加えて正規化し、その結果は次の通り。 (−1)0 × 0.09375 × 161 次に指数部を、64をバイアスしたゲタ履き表現(エクセス64)で表現する。バイアスにより、0~127のビットパターンで、整数値−64~+63を表現するということになる(−64 + 64 = 0、63 + 64 = 127)。よって、今回の例では以下のようになる。 (−1)0 × 0.09375 × 16(65 − 64) 2進法では、 符号部(1ビット):+ → 0 仮数部(24ビット):0.09375 → 000110000000000000000000 指数部(7ビット):65 → 1000001 浮動小数点は、最上位ビットから符号部、指数部、仮数部の順に符号化するため 2進値:0 1000001 000110000000000000000000、16進値:41180000
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