H. C. レイノルズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 23:21 UTC 版)
「タマム・シュッド事件」の記事における「H. C. レイノルズ」の解説
2011年、アデレード在住のある女性が、自分の父親の所持品の中からH. C. レイノルズ (英語: H. C. Reynolds) という人物のIDカードを見つけ、自然人類学者のマチェイ・ヘンネバーグ (英語: Maciej Henneberg) に連絡を取った。カードは、アメリカ合衆国で第一次世界大戦中外国行きの船員に対して発行されたものであった。2011年10月、カードはヘンネバーグへ手渡され、カードの写真とソマートン・マンの写真とが比較された。ヘンネバーグは鼻や唇、目に解剖学的な相似点を見つけたが、それらよりも、耳の形の非常な相似の方が信頼性が高いと考えた。 両者の耳の形は非常によく似ていたほか、ヘンネバーグ自身が「独特な同定点」(英語: unique identifier)と呼んだ、ほくろの形と場所が両者の写真で一致していたのである。IDカードの番号は58757で、1918年2月28日にアメリカでH.C. レイノルズに発行されたものであり、彼の国籍はイギリスで、年齢は18歳とされている。 しかし アメリカ国立公文書記録管理局及びイギリス国立公文書館、オーストラリア戦争記念館による調査では、H.C. レイノルズに関するいかなる記録も発見できなかった。南オーストラリア州警察(英語版)は、現在も本件を捜査しており、新しい情報を求めている。
※この「H. C. レイノルズ」の解説は、「タマム・シュッド事件」の解説の一部です。
「H. C. レイノルズ」を含む「タマム・シュッド事件」の記事については、「タマム・シュッド事件」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からH. C. レイノルズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からH. C. レイノルズを検索
- H. C. レイノルズのページへのリンク