Grandis節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 15:06 UTC 版)
いずれもアメリカ大陸に分布 アメリカオオモミAbies grandis アメリカ北西部オレゴン州とアイダホ州を中心に分布する。英名はGrand fir、Giant fir(共に大きいモミの意味)、種小名grandisも「大きい」の意味。名前の通り非常に大きくなり、樹高は70m、時に80mに達する。海岸部の個体群と内陸部の個体群は変種の関係とされ、海岸部のもののほうがより大きくなる。 コロラドモミAbies concolor ロッキー山脈南部とカリフォルニア州北西部の2つの分布域に大きく分けられ、前者に比べ後者の個体は巨大化し亜種扱いされることが多い。英名はWhite fir (白いモミ)、種小名concolorは「色が同じ」の意味。 Abies durangensis メキシコ北西部の山岳地帯に分布。種小名はメキシコの地名Durangoに由来。 Abies flinckii メキシコ南部からグアテマラにかけて分布。 Abies guatemalensis グアテマラを中心に一部ホンジュラスやエルサルバドルに分布し、モミ属の中では最南端に生息する種で種小名は分布地グアテマラに因む。樹高20-30mの中型種。農耕地との競合による生息地の破壊、木材利用等の伐採、繁殖能力の低さなどから生息数が減少しており、モミ属の中では唯一ワシントン条約附随書に記載され、取引が監視されている。
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