ジー‐エヌ‐エス‐エス【GNSS】
読み方:じーえぬえすえす
全地球測位システム
別名:全地球型測位システム,全地球航法衛星システム,全地球衛星測位システム,グローバルナビゲーションサテライトシステム,グローバル衛星測位システム
【英】Global Navigation Satellite System, GNSS
全地球測位システムとは、人工衛星を使用して地上の現在位置を計測する「衛星測位システム」のうち、全地球を測位対象とすることができるシステムのことである。
衛星測位システムは、複数の人工衛星がそれぞれ送信する時刻情報つきの信号を比較し、電波を受信した僅かな時間差を計算することで現在地の座標を算出している。座標を特定するためには最低でも3基の人工衛星から信号を受信する必要がある。全世界で常時、測位を可能とするには、高度2万kmの起動上に20数基から30基前後の人工衛星を稼動させる必要がある。
全地球測位システムの代表的なシステムとして、米国が運用しているGPSがある。また、2011年にはロシアのGLANOSSが全地球測位システムとしての稼動を開始している。
なお、日本では全地球測位システムではなく、GPSと連携して国内の高精度測位を実現する「準天頂衛星システム」の運用を推進している。
GNSS
衛星測位システム
GNSS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/22 09:22 UTC 版)
米国政府は、GNSS を A Global Navigation Satellite System of Systems と呼び、そのうち、全地球を利用範囲とする衛星系を「全球衛星系」(Global Constellation)、特定地域向けの衛星系を「地域衛星系」(Regional Constellation)、衛星を用いて航法を補強するシステムを「衛星型補強系」(Satellite-Based Augmentation)と分類している。
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GNSS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 18:34 UTC 版)
「GPSを用いた公務員管理」の記事における「GNSS」の解説
アメリカのGPSだけでなく、他の衛星測位システム(GLONASS・Galileo・BDSなど)を利用して公務員を管理することもある。ただし、そのような場合でも代名詞的に”GPS"と総称される場合もある。
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