FROG-3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 05:57 UTC 版)
「FROG (ロケット兵器)」の記事における「FROG-3」の解説
ソ連における発射システムの名称は2K6 ルーナ(2К6 Луна)。“Луна”とは(天体としての)月の意である。 FROG-2と同じく、PT-76水陸両用戦車の車体をベースに開発された装軌式の輸送起立発射機"2P16"に最大射程距離44.6kmの"3R9"無誘導ロケット弾を搭載したもので、1953年から1958年にかけて開発され、1960年にソビエト連邦軍に採用された。派生型のFROG-5と合わせて432両が製造され、いくつかのソ連友好国に輸出されており、北朝鮮では2010年においても現役である。 前述の2P16輸送起立発射機2両の他、2U663ミサイルトレーラー(ZIL-157V 6輪トラックが原型)2両、2U662(MAZ-502 4輪トラックが原型)輸送車、ADK K61(MAZ-200 4輪トラックが原型)輸送車、9T31(ウラル375 6輪トラックが原型)輸送車、PRTB-1保守車、2U559作業車、PU-2司令車で構成される。打ち上げ用の車両には2P21(Br-226-IIとも、原型はZIL-134 8輪トラック)輸送起立発射機もあった。
※この「FROG-3」の解説は、「FROG (ロケット兵器)」の解説の一部です。
「FROG-3」を含む「FROG (ロケット兵器)」の記事については、「FROG (ロケット兵器)」の概要を参照ください。
- FROG-3のページへのリンク