EXAFS基本公式とは? わかりやすく解説

EXAFS基本公式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 05:06 UTC 版)

広域X線吸収微細構造」の記事における「EXAFS基本公式」の解説

一回散乱隣接する1つ原子による散乱)のEXAFS基本公式を以下に示す。 χ ( k ) = μ ( E ) − μ 0 ( E ) μ 0 ( E 0 ) = S 0 2 ∑ i = 1 J F e f f , i ( k ) N i k R i 2 sin ⁡ ( 2 k R i + 2 δ l ( k ) ) e − 2 k 2 σ i 2 {\displaystyle \chi (k)={\frac {\mu (E)-\mu _{0}(E)}{\mu _{0}(E_{0})}}=S_{0}^{2}\sum _{i=1}^{J}{\frac {F_{eff,i}(k)N_{i}}{kR_{i}^{2}}}\sin(2kR_{i}+2\delta _{l}(k))e^{-2k^{2}\sigma _{i}^{2}}} ここで χ {\displaystyle \chi } はEXAFS振動関数、 μ {\displaystyle \mu } は吸収係数、 μ 0 {\displaystyle \mu _{0}} は孤立原子吸収係数S 0 2 {\displaystyle S_{0}^{2}} は多体効果を表す因子F e f f , i {\displaystyle F_{eff,i}} は後方散乱因子N i {\displaystyle N_{i}} は配位数、 k {\displaystyle k} は波数R i {\displaystyle R_{i}} は配位距離、 δ l {\displaystyle \delta _{l}} は位相シフト、 σ i {\displaystyle \sigma _{i}} はデバイ‐ワラー因子である。 この公式は以下のような仮定により導かれる一光吸収近似。つまり光のベクトルポテンシャル小さいとしてAの一次のみ考慮する電気双極子近似。つまり内殻電子広がり入射光波長より十分に短い。 一電子散乱近似。つまり電子原子散乱は、他の電子に関係なく独立して行われる励起電子エネルギー十分に高い。 マフィンティンポテンシャルによって電子散乱される平面波近似。つまり散乱原子ポテンシャル領域が、最近原子間距離に対して十分に小さい時、散乱平面波によって行われる

※この「EXAFS基本公式」の解説は、「広域X線吸収微細構造」の解説の一部です。
「EXAFS基本公式」を含む「広域X線吸収微細構造」の記事については、「広域X線吸収微細構造」の概要を参照ください。

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