E-LOGINとは? わかりやすく解説

E-LOGIN

(Eログイン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 13:58 UTC 版)

E-LOGIN』(イー・ログイン)は、エンターブレイン2000年〈平成12年〉5月号まではアスペクト)が1995年(平成7年)から2003年(平成15年)にかけて刊行していたアダルトゲーム雑誌。2003年12月号をもって休刊となった。パソコンゲーム雑誌『ログイン』の姉妹誌である。表題の綴りは「E-LOGiN」「E Login」など時期により異なる。

概要

『ログイン』は『コンプティーク』(角川書店)などの競合誌に比べるとアダルトゲームの記事掲載にはさほど積極的ではなく、広告は掲載していながら、記事ではアダルトゲームを揶揄することもたびたびあった。しかし、『パソコンパラダイス』や『PC Angel』などの専門誌が台頭して来たこともあり、1995年(平成7年)に本誌を創刊。その際、アスキーでなくアスペクトが発行元となり、万一の事態に備えて『ログイン』本誌や『ファミ通』から切り離すことが可能な体制が取られた。

表紙は1995年(平成7年)の創刊から2002年(平成14年)まで中嶋敦子が描き、2003年(平成15年)はみつみ美里が描いた。

休刊後、連載漫画『お姉さまの逆襲』が『TECH GIAN』へ、Webサイトで配信されていたインターネットラジオ『ナイトウィザード通信』(現・『ふぃあ通』)がファーイースト・アミューズメント・リサーチへ引き継がれた。

1999年5月にあった美少女ゲームメーカーのイベント「キャラ・フェス」にて、E-LOGINの編集長によるトークショーがあった。[1]

アダルトゲーム雑誌重複問題

1996年(平成8年)、アスキーの『TECH Win』より分離する形でアスペクトから『TECH GIAN』が本誌とは別に創刊。かろうじて付録CD-ROMの有無という点で差別化が図られるものの、2000年(平成12年)にアスキーグループのゲーム雑誌関連事業が新会社・エンターブレインへ集約されてからもアダルトゲーム雑誌の重複は解消されなかった。

その後、本誌にもCD-ROMが付属することが多くなる。この頃から新作アダルトゲーム紹介記事中心の『TECH GIAN』に対し、本紙はクリエーターにスポットを当てる、TRPGを紹介するなどの独特の切り口で差別化を図るようになるが、最終的に2003年(平成15年)をもって部数の少ない『E-LOGIN』側が休刊し、8年間に及ぶ重複状態は解消された。

しかし、2005年(平成17年)にエンターブレインが角川グループとなったことから、今度は『TECH GIAN』とメディアワークス(当時)の『DENGEKI HIME』の重複が発生した。2013年(平成25年)のグループ再編によるKADOKAWAへの統合後、2014年(平成26年)に『DENGEKI HIME』側が休刊し、重複状態は解消された。

脚注

  1. ^ t10WIN (2023-11-15), TECH GIAN 1999 07, https://www.youtube.com/watch?v=yctwgHZd5h8 2025年2月5日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • E-LOGiN - エンターブレイン(インターネットアーカイブ2003年12月5日分キャッシュ)




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「E-LOGIN」の関連用語

E-LOGINのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



E-LOGINのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのE-LOGIN (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS