Drop

Juggling用語事典

ドロップ

読み方：どろっぷ
【英】：Drop

ジャグリングしている道具を落とすこと。ジャグリングにおいてはたいてい失敗を意味する。 ジャグリングのショーではドロップはできる限り少なくするべきなのは言うまでもない。難しい事をやって、何回か失敗するよりも、簡単な事でも全く失敗しない演技の方がはるかに客を感動させる事ができるのである。しかし多くのジャグラーのステージショーを見ていて実感させられるのは、ショーにおいて1つもドロップをしないということがいかに難しい事かということである。一流ジャグラーの演技を見ていても演技中に1度もドロップをしないということはめったにない。ある意味ドロップはジャグリングをしている限りつきまとう、宿命のようなものなのかもしれない。 それゆえドロップをいかにカバーするか、というのもショーにおいては重要な要素になってくるだろう。最も大切な事は失敗しても決して動揺したり、しまったと言う表情をしないことである。(心の中で思ったとしてもそれを客に悟られてはいけないのである。）何食わぬ顔で地面に落ちたボールやクラブをキックアップを使って蹴り上げてジャグリングを続ければ、失敗をカバーして余りある効果があるだろう。またおしゃべりをしながらジャグリングをしているなら、失敗をごまかすギャグや機転の利いたセリフはいくらでもある。（これらのセリフはドロップラインと呼ばれている）失敗を逆手にとって、それをお客さんを盛り上げる手段にできればこれほど心強いものはない。