DNSレコードのTime to live
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 09:36 UTC 版)
「Time to live」の記事における「DNSレコードのTime to live」の解説
Domain Name System (DNS) にもTTLの概念があり、DNSでは、Authoritative name server が特定のリソースレコードに対してTTLを設定する。(再帰的な)キャッシングネームサーバが Authoritative name server にリソースレコードについて問い合わせたとき、(再帰的な)キャッシングネームサーバはTTLによって指定される時間(秒単位で)の間その記録をキャッシュする。TTLが期限切れになる前に stub resolver が同じレコードをキャッシングネームサーバに問い合わせるならば、キャッシングサーバは再びそれを Authoritative name server に問い合わせるのではなく、単にすでにキャッシュされたリソースレコードを返す。ネームサーバは、NXDOMAIN(ドメインが存在しないという確認応答)用に設定されたTTLを持っている場合がある。しかし、NXDOMAINのTTLは通常、持続時間が短い(最大でも3時間)。 短いTTLは Authoritative name server に重い負荷を引き起こすことがあるが、ウェブサーバあるいはMXレコードのような重要なサービスのアドレスを変更するときに役に立つ場合がある。したがってDNS管理者は、サービスを変更する前にしばしばTTLを低く設定し、中断を最小限にする。 使用される単位は、秒である。DNSのための共通のTTL値は86400秒であり、これは24時間である。86400というTTL値は、DNSレコードが変更されると、世界中のDNSサーバが、変更後最高24時間キャッシュから古い値を表示し続ける場合があることを意味する。
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