DNSでの使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 23:36 UTC 版)
いくつかのインターネット・ルートサーバは複数のホストのクラスタとして実装されており、エニーキャスト・アドレッシングを使っている。C, F, I, J, K, L, M のサーバ群が異なる大陸の複数の場所にあり、エニーキャスト型のアドレス告知による分散サービスを行っている。これにより、アメリカ合衆国外へのルートサーバの(名目だけでない)物理的な配備が加速された。RFC 3258 は、権威ある (authoritative) DNSサービスの提供にエニーキャストをどのように使うかを文書化したものである。Autonomica、Community DNS、DNSMadeEasy、Dynect、EasyDNS、BlueCat Networks、Infoblox、Netriplex、Neustar Ultra Services(以前はUltraDNS)、Packet Clearing House といった多くの権威あるDNSサービスプロバイダが、クエリ性能と冗長性を向上させるためにIPエニーキャスト環境へ移行している。IPエニーキャスト・アドレッシングを使うことで、高度な回復力のあるDNSサービスを提供できる。DNS AdvantageやOpenDNSのような再帰DNSサービスも、負荷を分散させるためにエニーキャストを利用している。
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