Control.PreProcessMessage メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

Control.PreProcessMessage メソッド

キーボード メッセージまたは入力メッセージがディスパッチされる前に、メッセージ ループ内の入力メッセージを前処理します。

名前空間: System.Windows.Forms
アセンブリ: System.Windows.Forms (system.windows.forms.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overridable Function
 PreProcessMessage ( _
    ByRef msg As Message _
) As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim instance As Control
Dim msg As Message
Dim returnValue As Boolean

returnValue = instance.PreProcessMessage(msg)

C#

public virtual bool PreProcessMessage (
    ref Message msg
)

C++

public:
virtual bool PreProcessMessage (
    Message% msg
)

J#

public boolean PreProcessMessage (
    /** @ref */ Message msg
)

JScript

JScript では、値型の引数は参照渡しされません。

パラメータ

msg

処理するメッセージを表す、参照渡しされた Message。有効な値は、WM_KEYDOWN、WM_SYSKEYDOWN、WM_CHAR、および WM_SYSCHAR です。

戻り値
メッセージがコントロールによって処理された場合は true。それ以外の場合は false。

解説

PreProcessMessage は、入力メッセージのプリプロセスを実行してからディスパッチするために、アプリケーションのメッセージ ループから呼び出されます。msg パラメータで有効な値は、WM_KEYDOWN、WM_SYSKEYDOWN、WM_CHAR、および WM_SYSCHAR です。

PreProcessMessage をオーバーライドすると、コントロールはメッセージを処理したことを示すために true を返します。コントロールで処理されないメッセージについては、base.PreProcessMessage の結果が返されます。通常、PreProcessMessage ではなく、IsInputChar、IsInputKey、ProcessCmdKey、ProcessDialogChar、ProcessDialogKey などの、より特化されたメソッドのいずれかがコントロールによってオーバーライドされます。

.NET Framework のセキュリティ

• UIPermission  (継承クラスのすべてのウィンドウでこのメソッドを呼び出すために必要なアクセス許可)。UIPermissionWindow の AllWindows 値 (関連する列挙体)。
• UIPermission  (すべてのウィンドウで直前の呼び出し元がこのメソッドを呼び出すために必要なアクセス許可)。UIPermissionWindow の AllWindows 値 (関連する列挙体)。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
Control クラス
Control メンバ
System.Windows.Forms 名前空間