CO2ペイバックタイム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:53 UTC 版)
「太陽光発電の環境性能」の記事における「CO2ペイバックタイム」の解説
CO2ペイバックタイム(CO2 Payback Time, CO2PT, または二酸化炭素ペイバックタイム)とは、ライフサイクル中の生産などの過程で排出されるGHGの排出量を、排出量の削減効果によって取り戻すまでの時間を言う。名称にはCO2を用いることが多いが、メタンなどCO2以外の温室効果ガスの排出についても、地球温暖化への影響力に見合った量のCO2に換算して合算される。ここで炭素に換算した場合は炭素ペイバックタイムと言い、CO2PTと同じ値となる。CO2PT = (ライフサイクル中のGEG排出量)/(太陽光発電導入によって削減できた1年あたりのGHG排出量)で定義される。 日本の現状における値は、下記のように見積もられている。一般的な住宅用の場合、1 - 3年程度でGHG排出量的に元が取れる。 太陽光発電のCO2ペイバックタイム(年)多結晶Si単結晶Sia-Si/単結晶Siヘテロ接合薄膜SiハイブリッドCIS系住宅用 基本ケース 2.63 3.48 2.80 2.42 2.08 リサイクル促進ケース 1.92 2.68 2.12 1.67 1.32 公共・産業用 基本ケース 3.33 4.17 3.41 3.46 2.98 リサイクル促進ケース 2.28 3.04 2.43 2.20 1.78
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