CIM標準に含まれるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 23:40 UTC 版)
「Common Information Model」の記事における「CIM標準に含まれるもの」の解説
CIM標準には CIM Infrastructure Specification と CIM Schema が含まれる。 CIM Infrastructure Specification CIM のアーキテクチャとコンセプトを定義したもの。CIM Schema を定義する言語の仕様、CIM を他の情報モデル(例えば SNMP)にマッピングする方法も含まれる。CIM アーキテクチャはUMLに基づいており、オブジェクト指向である。管理対象は CIM クラスで表され、それらの関係は CIM 関連で表される。継承によって典型的管理対象を特殊化して、特定の管理対象を表すことができる。 CIM Schema IT環境における管理対象の基盤となるオブジェクト群とその関連を定義した概念スキーマである。現在IT環境で想定される管理対象をほぼ網羅しており、例えば、コンピュータシステム、オペレーティングシステム、コンピュータネットワーク、ミドルウェア、サービス、ストレージなどが定義されている。CIM Schema はそれら管理対象を表現するための共通基盤を与えている。多くの管理対象は固有の振る舞いをするため、CIM Schema は各管理対象のベンダーが自分の製品向けに拡張できるようになっている。 CIM は DMTF による(WBEM や SMASH など)各種標準のベースとなっている。また、ストレージ管理のための標準である SMI-S のベースでもある。
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