CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!
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CHAOS;CHILD | |
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ジャンル | SF、サスペンスホラー(本編) 学園ラブコメディ(らぶchu☆chu!!) |
ゲーム:CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!! | |
ゲームジャンル | 妄想科学ADV |
対応機種 | PlayStation 4 PlayStation Vita |
開発・発売元 | 5pb.(現在:MAGES.) |
プロデューサー | 松原達也 |
ディレクター | 松本裕介 |
キャラクターデザイン | ささきむつみ(メイン) 松尾ゆきひろ(サブ・制服デザイン) |
シナリオ | 梅原英司 たきもとまさし 安本亨 土屋つかさ |
音楽 | 阿保剛 |
メディア | BD-ROM (PS4) PS Vita カード (PS Vita) ダウンロード販売 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | ![]() ![]() |
レイティング | CERO:D(17才以上対象) |
コンテンツアイコン | 恋愛・セクシャル |
キャラクター名設定 | 不可能 |
画面サイズ | 1080p (PS4) 1080i (PS Vita TV) 540p (PS Vita) |
キャラクターボイス | フルボイス |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム |
ポータル | ゲーム |
『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!』(カオスチャイルド らぶチュッ☆チュッ!!)は、5pb.によって開発され2017年3月30日に発売されPlayStation 4及びPlayStation Vita向けのアドベンチャーゲーム。
このゲームは2014年に発売された『CHAOS;CHILD』のファンディスクであり、「科学アドベンチャーシリーズ」の1つである。『CHAOS;CHILD』の物語の後の東京の渋谷を舞台に「ニュージェネレーションの狂気の再来」を無視して、『CHAOS;CHILD』のヒロイン達と過ごす事を選んだ宮代拓留の物語である。
内容
『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!』は、プレイヤーの選択によって物語が分岐するビジュアルノベルである。プレイヤーは作中に登場する雑誌の「クールキャットプレス」のYES/NOアンケートを選択する「YES/NOトリガー」と、『CHAOS;CHILD』にも登場したどのような妄想をするかを選択する「妄想トリガー」を定期的に使用する。これらの選択によって物語が分岐し、キャラクターの反応に影響を与え、プレイヤーは様々な場面を体験することができる[1][2][3]。
ストーリー
本作は2015年10月の東京の渋谷を舞台とした『CHAOS;CHILD』のスピンオフである。「ニュージェネレーションの狂気の再来」と称される奇妙な事件が連続していたが、新聞部の部長である主人公の宮代拓留は事件を追うことをやめていた。代わりに、「リア充活動」に興味があり[4]、ヒロイン達と過ごしたいと考えていた[5]。
あらすじ
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
本作の物語は『CHAOS;CHILD』の物語の後から始まる。久野里澪は刑事の神成岳志から連絡を受け病院に向かい、他の全ての患者は回復しているにも関わらず、「カオスチャイルド症候群」から回復していない患者を見る。因果律を歪曲することができるという患者の能力に言及したカルテと、この患者がその能力故に無意識の状態を保たれていたこと、この能力を使って『CHAOS;HEAD』の「渋谷地震」の時点からの因果の改変を計画しているという和久井修一によるレポートを読み終え、顔を上げると、澪の目の前には神成ではなく和久井がいた。その直後、患者が目を見開いた瞬間、世界は変わった。
舞台は2015年10月に戻り、拓留達新聞部は「ニュージェネレーションの狂気の再来」について議論したが、これらの事件を追うことは無意味だと判断して[注釈 1]、これに代わる別の話題を見つけることにする。結局、彼らは「クールキャットプレス」のようなYES/NOアンケートを作成することに決めた。拓留はこのアンケートに挑戦することになり、その選択によって物語は分岐する。
開発と発売
『CHAOS;CHILD』では種田梨沙が久野里澪の声を担当していたが[6][7]、病気療養のために活動を休止していたので[8]、本作では真田アサミが澪の声を担当した[9]。
本作は2016年9月に志倉千代丸によってその存在が明かされた[10]。同年11月にはファミ通で対応機種と発売日が発表され、この時点での開発の進捗率は30%であったと言われている[5]。「YES/NOトリガー」は、物語の分岐を決定する「科学アドベンチャーシリーズ」の「トリガー」システムの新たな「トリガー」として追加された[1]。
本作は2017年3月30日に日本でPlayStation 4及びPlayStation Vita向けに通常版と限定版[注釈 2]の両方が発売された[注釈 3][1]。限定版のカバーアートはオリジナルのXbox One向けの『CHAOS;CHILD』の限定版のものに基づいており、構図は同じだが、キャラクター達は下着姿に変更されている[13]。2018年3月、本作のPlayStation 4版が日本向けのPlayStation Now(クラウド型ゲームサービス)に追加された[14]。同年6月21日、Digital Touchは本作のPlayStation 4版を大韓民国で発売した[15]。オープニングテーマは2017年4月19日に[16]、エンディングテーマは同年3月29日に[17]それぞれシングルとして発売された。
スタッフ
- 企画 - 志倉千代丸(5pb.)
- シナリオ - たきもとまさし / 安本亨 / 土屋つかさ
- シナリオ監修 - 梅原英司[1]
- キャラクターデザイン - ささきむつみ
- 音楽 - 阿保剛(5pb.)
- プロデューサー - 松原達也(5pb.)
- ディレクター - 松本裕介(5pb.)
- 制作 - 5pb. / ニトロプラス
主題歌
オープニングテーマ
エンディングテーマ
反応
ファミ通とGameshotは、『CHAOS;CHILD』の特徴が無く明らかに異なる雰囲気を持つと驚いたが[7][18]、ファミ通は「ドキドキなイチャラブ恋愛物語」と評価し[19]、Gameshotは『CHAOS;CHILD』の物語の後に行われる単なるファンディスクではなく、本物の続編のように感じられることを高く評価した。Gameshotはいくつかのルートが欠けていること、また、エンディングに不満を感じたが、『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』や『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』などの以前の「科学アドベンチャーシリーズ」のファンディスクよりもまとまりがあると評価し、『CHAOS;CHILD』のキャストが好きなシリーズのファンにおすすめした[7]。ファミ通は店舗別特典の尾上世莉架のタペストリーを、「世莉架ファンにはたまらないもの」と評価した[12]。
PlayStation Vita版は発売した週に日本で18番目に売れたパッケージ版ゲームであり、6,240本の売上を記録した[20]。一方、PlayStation 4版はメディアクリエイトの週間販売ランキングTOP20には登場しなかった。ゲームのオープニングテーマは日本のオリコンシングルチャートで最高で6位を記録し、3週間の間チャート入りした[21]。エンディングテーマは最高で16位を記録し、1週間の間チャート入りした[22]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』新たなトリガーも搭載されたシリーズ最新作!”. Famitsu. Enterbrain (2016年11月2日). 2016年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月2日閲覧。
- ^ Romano, Sal (2016年11月1日). “Chaos;Child: Love Chu Chu!! for PS4, PS Vita launches March 30 in Japan [Update]” (英語). Gematsu. 2019年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ Taka (2016年11月10日). “『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!』あらすじやゲームシステムが判明。宮代拓留や尾上世莉架の情報も”. Dengeki Online. Kadokawa Game Linkage. 2019年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ Romano, Sal (2016年11月2日). “Another look at Chaos;Child: Love Chu Chu!!” (英語). Gematsu. 2016年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月2日閲覧。
- ^ a b Sato (2016年11月1日). “Chaos;Child Love Chu Chu! Releases For PS4 And PS Vita In Japan On March 30, 2017” (英語). Siliconera. Curse, Inc.. 2016年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月2日閲覧。
- ^ Halestorm, Bradly (2014年8月9日). “Chaos;Child Gets a Release Date for Xbox One” (英語). Hardcore Gamer. 2016年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ a b c “끈적한 사랑이 한가득…카오스 차일드 러브 츄☆츄” (朝鮮語). Gameshot (2018年7月11日). 2020年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ Antonio Pineda, Rafael (2016年8月31日). “Voice Actress Risa Taneda Goes on Hiatus for Medical Treatment” (英語). Anime News Network. 2019年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ Gueed (2017年3月23日). “「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」,ヒロイン別プレイムービー「久野里澪編」が公開。普段は冷血な彼女の意外な一面が垣間見える”. 4Gamer.net. Aetas, Inc.. 2018年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ “Chaos;Child Visual Novel Gets Love chu-chu!! Spinoff Next Spring” (英語). Anime News Network (2016年9月7日). 2016年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月2日閲覧。
- ^ Romano, Sal (2016年12月9日). “Chaos;Child: Love Chu Chu!! Japanese limited edition detailed, TV spot”. Gematsu. 2016年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月9日閲覧。
- ^ a b “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』エビテン限定特典B3タペストリーのデザインが公開!”. Famitsu. Kadokawa Game Linkage (2017年2月23日). 2017年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』 公式サイトで新ビジュアルを公開! Xbox One版『カオスチャイルド』と見比べると……”. Famitsu. Kadokawa Game Linkage (2016年11月4日). 2019年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ “「PS Now」,「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」や「Nidhogg」など7タイトルが追加”. 4Gamer.net. Aetas, Inc. (2018年3月20日). 2018年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ “이번엔 연애? '카오스차일드 러브 CHU☆CHU' 한국어판 11일 예약판매” (朝鮮語). Inven (2018年6月8日). 2020年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ a b Niji (2017年2月10日). “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』刺激的な歌詞の主題歌に注目。男子の妄想爆発のOPムービーをチェック”. Dengeki Online. Kadokawa Game Linkage. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ a b “【電撃PS】『カオチャ らぶchu☆chu!!』EDを歌う"イケてるハーツ"宇咲美さん&舞波さんにインタビュー!”. Dengeki Online. Kadokawa Game Linkage (2017年4月3日). 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』らぶでチュッチュなシーンも収録されたプレイムービーが公開”. Famitsu. Kadokawa Game Linkage (2017年2月2日). 2017年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ “『カオスチャイルド らぶchu☆chu!!』の発売日が2017年3月30日に決定、妄想トリガーに加えてYES/NOトリガーも登場”. Famitsu. Kadokawa Game Linkage (2016年11月10日). 2016年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月3日閲覧。
- ^ Romano, Sal (2017年4月5日). “Media Create Sales: 3/27/17 – 4/2/17” (英語). Gematsu. 2017年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月1日閲覧。
- ^ “非合理的かつ訂正不能な思い込み(DVD付盤)”. Oricon Singles Chart. Oricon. 2017年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ “罪証のルシファー(DVD付盤)”. Oricon Singles Chart. Oricon. 2020年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
外部リンク
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