CGSの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 14:02 UTC 版)
「CGS ジャカードフォーマット」の記事における「CGSの特徴」の解説
CGSは、本来、西陣織(完全には自動化されていない。職人の補助が必要)用であったため、本来の紋紙情報(ジャカードの上がり下がり)以外にも、織り手用のデータ(コントローラに表示される)が書き込まれている。他の多くの織物産地では、ほとんど不要なデータである。そのため、これらのデータは世界のほとんどのフォーマットには含まれておらず、他のデータからCGSに変換するときに、これらのデータの多くが欠損する。 また、西陣織では、紋紙の場合は、織りやすいように、現場で数枚の紋紙を抜き取ったり、追加したりすることがあり、それが織技術の一部となっていた。CGSもそれを可能とするデータ構造となっており、CGSユーティリティーというソフトウェアを使って編集できる。そのため、逆に、全部で紋紙何枚分のデータであるのかが、紋紙1枚分ずつ最後まで読み終わらないと確定しない。通常、紋紙枚数(上述のモノクロ画像の例ではYサイズ)は最も基本的なデータの一つであり、他のフォーマットでは、最初のヘッダーに書かれている。
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