CART撤退〜IRL参戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 08:41 UTC 版)
「イルモア」の記事における「CART撤退〜IRL参戦」の解説
北米市場でのイメージ拡大を図るメルセデスの意向を受けて、イルモアはCARTシリーズでもメルセデスのバッヂを担うことになる。1994年はイルモア-インディV8エンジンを供給してシリーズを席巻。さらにOHVエンジン(ストックブロック)をベースにした場合、排気量やブースト圧規制が緩和されるインディ500特有のルールを逆手にとり、インディ500専用のメルセデス・ベンツ 500Iエンジンを開発し、ペンスキーのアル・アンサーJr.が優勝した。 1995年より「メルセデス・ベンツ」ブランドで複数チームへ供給を行ったが、フォードに加えてホンダの台頭によって徐々に苦戦を強いられた。F1とドイツツーリングカー選手権 (DTM) に資金を集中させたいというメルセデス側の意向により、2000年を最後にCARTから撤退した。 しかし、イルモアの米国におけるトップフォーミュラシリーズへの参戦意欲は衰えず、2002年にはホンダ(HPD)とインディカー・シリーズ参戦用のV8エンジンを共同開発することを発表し、翌2003年から供給を開始した。他社の撤退により2006年からはワンメイクとなり、2011年までホンダとの関係を継続、エンジン供給を行った。 さらに2006年~2008年にかけては、フォーミュラ・ニッポンにおいてIRL用をベースとしたHF386Eエンジンが使われたため、当時はM-TECと共同で開発を行っていた。
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