CADAMとは? わかりやすく解説

CADAM

英語 computer graphics augmented design and manufacturing

アメリカ・ロッキード社が航空機設計、製作用開発した2次元CADCAMシステムで、一般的にはキャダムと呼ぶ。自動車業界にも広く普及したが、自動車ボディなどの3次元自由曲面扱えないので、現在ではより高度なCADCAMシステムに取って代わられた。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

CADAM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/23 15:59 UTC 版)

CADAM(キャダム)は、ロッキード社が開発した機械系2次元CADソフトウェアである。

概要

CADAMとはComputer Augmented Design and Manufacturingの頭文字を略したものである。ロッキードが社内用に飛行機設計のために開発した2次元CADであったが、1972年より外販され、IBMメインフレームとのセットで販売された。大手自動車メーカーで採用されるなど、機械系CADソフトとしては大きなシェアを持っていた。1983年に、CADAM INCがロッキード社の子会社として設立されると、開発は子会社へ移管される。その後、IBMが会社ごとソフトウエアの権利を取得した。1992年にCADAM事業がIBMからダッソー・システムズ社に売却されると、CADAMは3次元CADのCATIA V4と統合されていき、現在はCATIA CADAM Drafting (CCD)と改称して、CATIA V5コンポーネントのひとつとして販売されている。

特徴

基本的にIBM製のホストコンピュータと端末のセットで使用された。通常のキーボード以外に、作図機能を選択する独自の「ファンクションキーボード」を使用する。

なお、1985年にホストコンピュータのCADAMの機能を日本でパソコンに移植した MICRO CADAM は、CADAMがダッソー社に売却された後も継続して日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社にてサービス・オファリングとして開発、サポートされている

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