CADAM Draftingとは? わかりやすく解説

CADAM Drafting

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 07:54 UTC 版)

CADAM Drafting(キャダム ドラフティング)とは、1960年代に開発された2次元CADソフトCADAM(キャダム)の最新バージョンである。

CATIA CADAM Drafting(キャティア キャダム ドラフティング)またはCCDとも呼ばれる。

概要

CADAMは、1960年代にアメリカロッキード社が開発、リリース以来40年以上使用され続けられている、2次元CADソフトである。現在はCATIA CADAM Drafting(CCD)と改称してダッソー・システムズ社が販売、サポート、バージョンアップを行っている。CATIAの2次元CAD用モジュールとして販売されているが、単独の2次元CADとしても使用できる。

CADAMは当初汎用コンピュータ環境でしか使用できなかったが、1987年にエンジニアリング・ワーク・ステーション(EWS)環境で稼動するPROFESSONAL CADAM(プロフェッショナル キャダム)、さらに1998年にWindows環境で稼動するCATIA CADAM Drafting(CCD)が発表され、日本語メニューもサポートされた。 データは各環境毎にコンバート機能があり、データの互換性も問題なく使用できる。ダッソー・システムズのWebサイトより最新バージョンがダウンロード可能で、デモ・モードで保存、印刷機能以外は正規機能のすべてを使用できるので、最新バージョンの機能を確認できる。AutoCAD(オート・キャド)とのデータ互換(DXF,DWG)に対して、きわめて迅速に対応しておりバージョンを頻繁にアップしている。

なお、CADAMの姉妹CADとして旧キャダム・システム社がPCプラットフォーム用に販売していたMICRO CADAMは、2001年6月にアメリカおよびヨーロッパでのサポートが打ち切られており、後継CADとしてこのCATIA CADAM Drafting(CCD)が推奨されている。(日本においてのみ日本アイ・ビー・エム社およびその関連会社がサービス・オファリングとしてMICRO CADAMのビジネスを継続中)ダッソー・システムズ社からは、MICRO CADAMのワールドワイド製品としての最終版であるMICRO CADAM Helix 2000 (V5R1)からCCDへのデータ変換プログラム(MCX Translator)が無償提供されている。

稼動OS

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「CADAM Drafting」の関連用語

CADAM Draftingのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



CADAM Draftingのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCADAM Drafting (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS