C-RAMの全体像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 08:17 UTC 版)
「Counter-RAM」の記事における「C-RAMの全体像」の解説
20世紀末からアメリカ軍はゲリラから攻撃を受ける非対称型の戦闘を強いられることが多くなり、その内の代表的な攻撃方法がロケット弾や迫撃砲弾による攻撃であった。米軍ではこういった攻撃を早期に探知して空中で迎撃・破壊する兵器システムが求められた。 これら放物線を描いて飛来する敵弾をごく短時間の対処時間の内に探知して空中で迎撃・破壊するには高度な技術的困難性が伴い、ミニミサイル防衛と呼べるものである。そこで、C-RAMは新たな技術開発を必要としない現在手元に存在する技術によって暫定的な兵器を製作してみる方法と、新規に技術開発を必要とする本格的な兵器を生み出す方法の2つを平行して行うことになった。 APSでは車両や艦船に直進してくる敵弾(ミサイルなど)を迎撃するのに対して、C-RAMでは放物線を描いて飛来する敵弾(迫撃砲など)を迎撃する。BMD(弾道ミサイル防衛)では超遠距離から極めて高速で飛来する弾道ミサイルを迎撃するのに対して、C-RAMでは比較的近距離からの中低速で飛来する砲弾を迎撃する。
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