C++ Builder 10.2 Tokyo
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 23:14 UTC 版)
「C++ Builder」の記事における「C++ Builder 10.2 Tokyo」の解説
2017年3月22日に「C++ Builder 10.2 Tokyo」(コードネーム: Godzilla、内部バージョン: 25.0)が発表された。 Clang ベースのコンパイラにおいてパフォーマンスが向上している。また、インストーラの改良により、インストール時間が大幅に短縮されるようになった。 2017年12月13日にリリースされた Release 2 (10.2.2) において、Enterprise 以上の SKU で RAD Server の単一サイト/単一サーバー配置ライセンスが含まれるようになった。 2018年3月14日にリリースされた Release 3 において、Professional Edition にモバイルサポートが追加された。従来、Mobile Add-On Packとして別売されていたものが統合された形になる。また BCC32X という Win32用コマンドラインコンパイラが新たに追加された。これは下位互換性のためにコマンドラインインターフェイスが非互換だった BCC32C を他のコンパイラ (bcc64、bccios32、bccios64、bccaarm) と共通にしたものである。 搭載されるコンパイラはBCC32(Windows 32ビット)、BCC32C(Windows 32ビット / Clang)、BCC32X(Windows 32ビット / Clang)、BCC64(Windows 64ビット / Clang)、BCCOSX (OS X)、BCCIOSARM(iOS デバイス用 32ビット / Clang)、BCCIOSARM64(iOSデバイス用64ビット / Clang)、BCCAARM (Android / Clang) の8つとなった。 2018年7月19日に、従来の Professional Edition 相当を無償化した「C++Builder Community Edition」がリリースされた。Windows 64bit, macOS, iOS, Android 向けの開発が可能となっている。無償版 Starter Edition とは異なり、「Delphi Community Edition」と同時にインストールする事はできない。 Starter / Community 版を除き、C++Builder 6、2007、2009、2010、XE - XE8、10 Seattle、10.1 Berlinのライセンスが付属する。
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