自己免疫
【概要】 自分の構成成分(細胞や細胞成分など)に対して、免疫系が作動して排除しようとする反応。膠原病と呼ばれる一群は、自己免疫反応が病気を起こしてしまうものを言う。自己の細胞の構成成分に対する抗体をもつものを自己抗体という。
【詳しく】 HIV感染者では自己免疫現象が観察され、循環抗凝血素、白血球減少、血小板減少、あるいはリンパ球減少などのメカニズムの一つと考えられる。実際に直接クームス反応が陽性であることは稀でないが、その程度と溶血などの病態とが関連していない。むしろHIVと抗HIV抗体が抗原抗体複合物を作り、白血球、赤血球、血小板の膜表面の補体結合部位でくっついているだけのようである。

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