Appleの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 07:26 UTC 版)
「マップ (Apple)」の記事における「Appleの対応」の解説
これらの批判に対し、Appleは声明を発表し、地図を継続的に改善することや、利用者からのフィードバックを全て認識していると声明を出したが、2012年9月28日、AppleCEOのティム・クックは、地図アプリケーションについて公式サイトで謝罪すると共に、Appleが地図を改善するまで、iOS 6ユーザーにGoogle マップなど「サードパーティー製の地図アプリケーションを使用することを提案する」メッセージを、自社公式ウェブサイトに掲載した。それでも全世界的にも不具合報告やユーザーからの苦情が多発、Apple上級副社長のスコット・フォーストールを解雇する事態に発展した。 2016年6月、エディー・キューはFast Companyとのインタビューで、Appleは「その複雑さを完全に過小評価していた」と述べている。また、マップの問題をきっかけに「すべての開発プロセスを大幅に変更することになった」とも語っている。マップのリリース後、AppleはiOSとOS X(現在のmacOS)の新バージョンのベータ版を公開し始めた。さらにキューは、リリース前からApple幹部は、独自の地図サービスを持つべきかどうかについて長い間議論していたとコメントしている。その1カ月後、ティム・クックはワシントン・ポスト紙のインタビューでAppleマップの立ち上げを振り返り、「Appleマップは間違いだった」と述べている。クックは、Appleは間違いを認め、マップは改善されたため今では同社の誇りとなっていると付け加えている。
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