Aepyornisとは? わかりやすく解説

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エピオルニス


エピオルニス【(ラテン)Aepyornis】

読み方:えぴおるにす

マダガスカル島生息していた巨大な走鳥類。頭までの高さ約3メートル重さ500キロ推定されている。卵の化石長径33センチもある。飛ぶ力はなく、ダチョウのような体形をしていた。生態生息年代絶滅の理由不詳だが、18世紀ごろまで生存していたとされる象鳥


エピオルニス

(Aepyornis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 02:09 UTC 版)

エピオルニス
エピオルニスの全身骨格と卵
地質時代
完新世
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
階級なし : 古顎類 Palaeognathae
: エピオルニス目 Aepyornithiformes[1]
: エピオルニス科 Aepyornithidae
: エピオルニス属 Aepyornis
学名
Aepyornis
英名
Elephant Bird
  • A. maximus
  • A. gracilis
  • A. hildebrandti
  • A. medius

エピオルニスAepyornis[2]は、アフリカマダガスカル島に17世紀頃まで生息していたと考えられている地上性の鳥類。古顎類エピオルニス目エピオルニス科に分類される。非常に巨大であり、史上最も体重の重い鳥であったと言われている[3]

マダガスカル島の固有属である。かつては無人島であったマダガスカル島で独自の進化を遂げ繁栄していたが、2000年ほど前からマダガスカル島に人間が移住・生活するようになると、狩猟や森林の伐採など環境の変化によって生息数が急速に減少し、最終的に絶滅してしまった。ヨーロッパ人がマダガスカル島に本格的に訪れるようになった17世紀には既に絶滅していたと言われるが、1840年頃まで生存していたとする説もある。

伝説の巨大な鳥・ロック鳥のモデルだったのではないかとも言われている。ただし、エピオルニスは伝説のロック鳥と違って翼が退化しており、空を飛ぶことは全くできなかった

特徴

頭頂までの高さは3-3.4 m、体重は推定400-500 kgあり、ダチョウを大きく上回っていた(ダチョウは大きい個体でも身長は約2.5 mで体重は135 kg程度)。また、卵も巨大であり、現在知られている最大の卵の化石は長さ約33 cm、直径約24 cmで、ダチョウの卵(長さ約17-18 cm)の2倍近くもある。また卵の殻の厚さは3-4 mmで、重さは約9-10 kg(ダチョウの卵の約7個分で、ニワトリの卵の約180個分)と推定されている。

エピオルニスを主題にした作品

脚注

  1. ^ Brands(a), Sheila(Aug 14 2008). "Systema Naturae 2000 / Classification, Genus Aepyornis". Project: The Taxonomicon. Retrieved Feb 04 2009.
  2. ^ 英語では「Elephant bird」(象鳥)とも呼ばれる。日本語表記では「イーピヨルニス」とも。
  3. ^ ちなみに史上最も身長が高かった鳥はジャイアントモアで、頭頂部までの高さは約3.6 m、体重は約250 kgと推定されている。

参考文献

関連項目



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