ABM
【英】:Activity Based Management
ABC/Activity Based Costingとも呼ぶ
標準原価などでは、直接費は製品別に正確に捉えられていたが、 間接費は生産量や生産金額の配賦基準で割り振られていた。
1980年代に入り、生産の自動化が促進され、直接労務費の割合が急減し、一方減価償却費や製造間接費の増加が目立ってきた。
ABCでは、段取り作業、検査、部品発注などの間接コストをできるだけ製品別に捉え、製品別原価をより正確に把握しようとするものであり、ハーバードビジネススクールのR.クーバーとR.Sキャプランの提唱による。
製品別原価を正確に把握することは、製品機種の統合配合、海外生産化、 内外作変更などの経営判断に役立つとしている。
近年では、製品別にそれぞれ間接業務の明確化を進め、それを活かした業務改善を図るABMに論議の重点が置かれるようになってきている。
ABC/ABMの運用は、いかに現実に即したコスト発生モデルを設定できるかがポイントとなる。
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