ATPなどの低分子の脱リン酸化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 18:14 UTC 版)
「脱リン酸化」の記事における「ATPなどの低分子の脱リン酸化」の解説
詳細は「アデノシン三リン酸」を参照 ATP4− + H2O ⟶ ADP3− + HPO42− + H+ アデノシン三リン酸(ATP)は、生体内における自由エネルギーの「通貨」として機能する。ATPの自発的な脱リン酸化反応によって 30.5 kJ/molのエネルギーが放出され、細胞内の反応の駆動に利用される。非自発的な反応もATPの脱リン酸化と共役することで共役反応の自由エネルギー変化が負となり、全体としては自発的な反応となる。ATPは脱リン酸化されてADPと無機リン酸となる。 ATP以外の分子でも脱リン酸化は起こり、化合物によって脱リン酸化に伴う自由エネルギー変化の値は異なる。 分子自由エネルギー変化アセチルリン酸(Acetyl phosphate) -47.3 kJ/mol グルコース-6-リン酸 -13.8 kJ/mol ホスホエノールピルビン酸 -61.9 kJ/mol クレアチンリン酸 -43.1 kJ/mol
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