AGM-88D
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:59 UTC 版)
「AGM-88 (ミサイル)」の記事における「AGM-88D」の解説
ブロック6改修は、米国(レイセオン)、ドイツ(BGT)およびイタリア(アレニア)の共同で推進され、INSにこれまでの機械式ジャイロに代わってリング・レーザー・ジャイロを使用したGPS支援慣性誘導装置が組み込まれた。GPSで慣性誘導を補正することによってレーダー波の停止によって目標のレーダーへのロックオンが失われた場合での命中精度が改善した。GPS誘導装置のCEPは6m(20 ft)のオーダーとされているが、実際に脅威にどれほどの損害を与えられるかはミサイルの発射前に位置情報を指示する航空機搭載電子機器の精度にも左右される。 ブロック6改修によってアメリカではAGM-88CがAGM-88Dとなり、ドイツとイタリアではAGM-88Bが改修され、AGM-88Bブロック3Bと呼ばれることになった。 AGM-88D GPS支援慣性誘導装置の組み込み。 製造者:テキサス・インスツルメンツ 機関:チオコール YSR-113-TC-1×1
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